エドゥアルド・ボルソナロ審理、米国を舞台とした介入疑惑が最大の争点
最高連邦裁判所(STF)第一小法廷は16日、エドゥアルド・ボルソナロ元下院議員を強要および司法妨害未遂の罪で審理に付すことを決めており、審理では米国を舞台にした一連の介入疑惑が最大の争点となる見通しです。
連邦検察庁が11月に起訴を受理した事件概要によりますと、エドゥアルド氏は米国での大幅関税措置や制裁、さらには連邦政府やSTFの閣僚らのビザ停止といった手段を仕組み、これらを通じて2024年にクーデター未遂で有罪判決を受けた元大統領ジャイール・ボルソナロの審理を担当する当局者へ干渉し威嚇することを目的としたとされ、そうした行為はブラジル側に経済的損失をもたらしたとも指摘されています。
エドゥアルド氏自身は2025年2月末以来米国に滞在しており、国内では欠席過多により昨年12月に下院議席を失っていることが確認されており、裁判所の審理では被告の国外滞在とその行為の意図性が焦点となる見込みです。
刑法専門の弁護士マックス・テレスカはこの審理の重要性を指摘し、私にとって最も重要なのは、エドゥアルド・ボルソナロや米国にいる、あるいは米国と大きく接触している他の著名人らの活動により、今日に至るまでブラジルが受けている国際的圧力に関連する点であり、世界最大でかつ今日なお一層重要な経済・軍事大国であるアメリカ合衆国からのこの種の介入の試みを、訴訟過程における強要として捉えるような司法上の先例を作ることである」と述べており、こうした発言は今回の審理が国内法の適用だけでなく国際的影響力の行使をどう評価するかという司法判断の先例化に直結することを示唆しています。
審理は午後2時に開始され、アレクサンドレ・デ・モラエス裁判官による報告の朗読に続いて検察庁が起訴側、連邦公選弁護局が弁護側としてそれぞれ意見を述べたうえで採決に移り、評決はデ・モラエス裁判官に続いてクリスチアーノ・ザニン、カルメン・ルーシア、フラヴィオ・ディーノ各裁判官の順で示され、無罪・有罪の結論は過半数の賛成で確定し、有罪となった場合には同時に刑期の長さも裁判官らが決定する手続きとなっています。