中国央行、陸家嘴フォーラムで6項の新金融政策を発表
中国人民銀行の潘功勝総裁は17日、上海で開幕した陸家嘴フォーラムの場で、市場安定と人民元運用の強化を狙う6つの新たな金融政策措置を発表しました。
潘総裁は開幕した2日間のフォーラムで演説し、中央銀行が短期金利調節メカニズムの改善に取り組むと明らかにしたうえで、外国および国際的な通貨当局向けの人民元レポ(レポ取引)ファシリティを立ち上げる方針を示しました。これにより、対外的な流動性需要に対応する新たな窓口を設ける狙いが示された形です。
さらに潘総裁は、特定の状況下で非銀行金融機関向けのマクロプルーデンシャルな流動性支援ツールの設立を検討していると述べ、金融システム全体のショック吸収力を高める意図を示唆しました。これに関連して、上海自由貿易区でのオフショア人民元外国為替取引の試行を行う計画を明らかにし、地方政府と連携して上海のオフショア金融発展のための行動計画を共同で発表すると説明しました。
併せて中央銀行は、インターバンク市場のデータ報告リポジトリを正式に立ち上げると潘総裁が述べ、取引情報の集約と透明性向上を通じて市場運営の効率化を図る考えを示しました。こうした一連の措置は、短期的な金利運営の柔軟化と国際的な人民元の運用基盤整備を目的とした包括的なパッケージと位置付けられます。