ブリャンスク州でベラルーシのユースサッカーチーム乗せたバスがドローン攻撃を受ける
ロシア南西部ブリャンスク州で6月17日、ベラルーシ出身のユースサッカーチームを乗せた二階建てのバスが飛行機型ドローンによる攻撃を受け、同州職務代行知事イェゴール・コヴァルチュクは女性引率者の死亡と、合わせて7人が入院しそのうち5人が子どもであると明らかにしました。
コヴァルチュクの説明によれば、被害を受けたバスはゴメリ発ゲレンジク行きの路線で、子どもたちはゲレンジクでの合宿に向かっていたところであり、ロシア捜査委員会のスポークスウーマン、スベトラーナ・ペトレンコは乗客44人のうち子ども選手が28人含まれていたと述べています。
捜査関係者は、6月17日にウクライナ側の武装集団がブリャンスク州内のA240高速道路上で二階建てバスを標的にドローンを送り攻撃を行ったと指摘しており、被害者は現場から病院へ搬送され、ロシア保健省は入院した7人のうち1人が重体で残りは中等症であると発表しました。
また、子どもたちは破片による負傷を負っていると大統領補佐官(子どもの権利担当)マリア・ルヴォワ=ベロワが伝え、コヴァルチュクはモスクワの災害医療センターの専門家がブリャンスク州へ向かっていると述べるとともに、残る乗客はまもなく帰宅させられる予定であると説明しました。
捜査委員会はロシア連邦刑法第205条(テロ行為)に基づき刑事事件を立件しており、ペトレンコは同機関が犯罪の詳細と関与者の特定を進めていると述べる一方で、ブリャンスク州検察は被害者の権利保護を監視し地域検事が現場に向かってホットラインを開設、被害者に対する法的支援を提供しているとしています。
ベラルーシ側でも対応が進んでおり、ベラルーシ捜査委員会の会長コンスタンチン・ビチェクは刑事事件を立件したと述べ、同国の捜査官がロシアへ向かいロシア側の同僚を支援すると関係者がTASSに語ったほか、ゴメリ州の指導部との連絡も取られているとコヴァルチュクは説明しました。
加えて、ロシア外務省のスポークスウーマン、マリア・ザハロワはこの攻撃を『別のウクライナによるテロ攻撃』と位置付け、キエフ政権が民間人、特に子どもを標的にしていると指摘したのに対し、ベラルーシ外務省もスポークスマンのルスラン・ヴァランコフが強く非難したと表明しています。
地域の支援体制としては、ブリャンスクのスポーツクラブ「ディナモ」が被害者の家族向けに同クラブのホテルを提供すると発表し、州体育・スポーツ局もベラルーシの子どもサッカーチームを支援する準備ができていると述べており、ベラルーシ側のマチュショノク教育省教育業務部長は子どもたちを家族の元へ帰す問題が調整されているとTASSに語っています。