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カザン宣言と行動計画を採択、ロシアとASEANが戦略的協力を拡大へ
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カザンで18日、ウラジーミル・プーチン大統領とASEAN首脳はロシア・ASEANサミットで「カザン宣言」を採択しました。
宣言の採択に加えて、サミットではロシア・ASEAN戦略的パートナーシップを実施するための包括的行動計画(2026─2030年)やエネルギーおよび文化に関する共同声明も同時に採択され、文書は国際法と国連憲章に基づく公正で民主的な多極的世界秩序へのコミットメントを強調しているとユーリ・ウシャコフ大統領補佐官が指摘したことが明記されました。
文書は貿易・投資の拡大を目指す取り組みの強化を打ち出す一方で、エネルギーや食料安全保障、輸送・物流、農業、デジタル化、科学技術(人工知能を含む)、観光および革新的製造などの主要分野での協力を深める準備があることを再確認しており、サービス部門を含めた実務的な協力の拡大や、供給網の混乱や市場変動がもたらす世界的なエネルギー不安定性への懸念を共有したうえで、石油・ガス・LNG・電力分野での貿易・投資および長期的商業パートナーシップを通じてエネルギー供給の多様化と安全保障を図ることで合意した点が特徴となっています。
さらに、宣言は感染症やパンデミックによる脅威に対処するための生物安全保障強化や、既存および潜在的な脅威を防ぐためのロシア・ASEAN対話メカニズム立ち上げの検討、越境犯罪対策での協力、海賊行為への対処や重要インフラへの脅威への取り組みを含む海上安全保障分野での協働の用意を明記するとともに、ASEANがユーラシア経済連合(EAEU)や上海協力機構(SCO)とのパートナーシップ発展の用意があることにも言及しており、こうした安全保障面での連携強化が地域の安定性に資するとしています。
文化協力に関する共同声明では、言語的・文化的多様性の保護促進やデジタル環境での取組みの強化、合同の文化年開催の検討、教育プログラムを通じた人材育成の拡大、記念碑や博物館の修復に関する共同イニシアチブの組織、文化観光やユース交響楽団の公演支援、さらにデジタルコンテンツ市場や文化・クリエイティブ産業の発展支援を通じた文化財・財産の保護といった具体的分野での協力拡大が確認されました。
両者は今後、採択した行動計画に基づく実務的かつ成果志向の協力を進めることで、政治・安全保障から経済・文化に至る幅広い分野での相互作用を深化させる見通しです。