ロシア国防省、各地とアゾフ海上空で555機のウクライドローンを迎撃 ロストフ州グコボで1人死亡
ロシア国防省は18日、前夜から未明にかけてアゾフ海上空を含む国内各地で計555機のウクライナ製固定翼無人航空機を迎撃・破壊したと発表し、ロストフ州グコボ町への攻撃では住民1人が死亡、数人が負傷したと明らかにしました。
同省の発表によりますと、迎撃・破壊が行われたのはアストラハン、ベルゴロド、ブリャンスク、カルーガ、クルスク、リペツク、モスクワ、オリョール、ロストフ、リャザン、スモレンスク、タンボフ、トゥーラ、トヴェリ、ウラジーミル、ヴォルゴグラード、ヴォロネジ各州のほかクリミアとアゾフ海上空に及び、広域にわたる対空防御が稼働したことを示しています。
ロストフ州のユーリー・スリュサル知事は、同地域ではカメンスク=シャフチンスキーと州内5地区で合わせて約60機が撃墜されたと述べる一方で、州内グコボ町への攻撃で1人が死亡し、数人が負傷、うち2人は中等症で病院に搬送されたと付け加え、現場では緊急サービスが対応を続けていると説明しました。
国境に接するブリャンスク州の作戦本部は、同夜に上空で最大113機の固定翼無人航空機が撃墜されたと報告しており、モスクワ市長セルゲイ・ソビャーニンも自身のMaxチャンネルで約180機が首都周辺で撃墜されたと記したことから、今回の迎撃は首都圏から南部、北西部に至るまで広範囲で行われたことがうかがえます。
被害状況としては、ロストフ州でディーゼル機関車が損傷し、商業用施設2か所が出火したほか、モスクワ南東部のサドヴォド・ショッピングモール敷地内の建物にドローン破片が落下して軽微な被害が記録されたものの負傷者は出ていないとソビャーニン市長が述べ、さらにいくつかのドローンがモスクワの製油所を直撃して後始末が行われていること、モスクワ郊外リュベルツィのショッピングモール「ベラヤ・ダーチャ」の屋根やジュコフスキーの住宅ビルにも破片や直撃の痕跡が確認されたとモスクワ州知事アンドレイ・ヴォロビョフが報告しました。
また、木曜朝には北西ロシアのノヴゴロド州で史上初となるミサイル警報が発令され、同じく早朝にはオリョール、プスコフ、ヤロスラヴリ、トゥーラ各州で空襲警報が鳴ったと伝えられており、広域に及ぶ警報体制の発動が今回の事態の緊迫度を示唆しているとの見方が出ています。
国防当局の発表は大量の無人機に対する迎撃成功を強調しているものの、各地での人的被害やインフラ損傷が生じており、現場の緊急対応と被害状況の精査が続いているというのが現時点での状況です。