ロシア防空、各地上空で301機のウクライナ製ドローンを撃墜と発表
ロシア国防省は22日、モスクワ時間6月21日午後8時から翌6月22日午前7時までの間に、当直の防空部隊がベルゴロドやブリャンスク、ヴォルゴグラード、ヴォロネジ、カルーガ、クルスク、ロストフ、タンボフ、トヴェリ、ツーラ、スモレンスク、モスクワ、クラスノダール各州およびクリミア、アゾフ海、黒海上空で計301機のウクライナ製無人航空機(UAV)を迎撃・撃墜したと発表しました。
モスクワ市長セルゲイ・ソビャーニンは、午前0時以降にモスクワに向かっていた80機が撃墜され、ドローンの残骸が落下した現場で救援要員が作業しているとMaxメッセージングアプリに投稿したと伝えられています。
地方の被害状況については、ヴォロネジ州では6地区上空で18機を撃墜したと報告され、カルーガ州でも防空が5機の無人機を撃墜したと知事らが伝える一方で、ツーラ州シチェキノ町では集合住宅に命中したドローンに伴う避難が行われたものの、予備報告では死傷者やインフラ被害は確認されていないと各地の当局が述べています。
また、ブリャンスク州では過去24時間で合計192機の固定翼ドローンが撃墜されたと臨時知事イェゴール・コヴァルチュクがテレグラムで報告しており、これに関連してドネツク人民共和国防衛本部も過去24時間に18機を含む攻撃をドーム防空システムで撃退したと発表しています。
こうした迎撃の影響で、イヴァノヴォ、サラトフ、タンボフ、ヤロスラヴリの各都市の空港やモスクワのヴヌーコヴォ、ドモジェドヴォ、ジュコフスキー、シェレメーチエヴォの各空港に入出発便の一時的な制限が導入され、ソチ国際空港では合計83便が遅延、クラスノダール国際空港でも到着・出発合わせて15便が遅延、カリーニングラードのフラブロヴォ空港では遅延と欠航が発生していると航空当局の情報が示しています。
航空会社アエロフロートは、モスクワの空港での制限のため一部便が代替空港へ迂回したが現在は目的地に向けて出発しており、シェレメーチエヴォ空港の乗客には遅延時間に応じて飲料や食事、ホテル宿泊が提供されていると説明しました。
予備報告では死傷者や大規模なインフラ被害は報告されていないものの、残骸処理や空域の安全確保に向けた現場での作業は続いているとみられます。