ホーム インド モディ首相 中東危機で団結呼びかけ 在外約1000万人の安全とエネルギー安定最優先

モディ首相 中東危機で団結呼びかけ 在外約1000万人の安全とエネルギー安定最優先

モディ首相 中東危機で団結呼びかけ 在外約1000万人の安全とエネルギー安定最優先

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

モディ首相がロク・サバーで緊迫した中東情勢を“国難”と位置づけ、エネルギー安全と湾岸に暮らす約1000万人の在外インド人の安全確保を最重要課題に掲げて国民に団結を訴えた。政府は輸入先の多様化や戦略備蓄拡充、海外からの大量帰国者対応など具体的対策を示したが、供給網の混乱と地政学的リスクは依然として残る。この動きが意味するものとは。

中東危機で団結を呼びかけるモディ首相

モディ首相はロク・サバーでの演説で中東情勢を深刻と断じ、エネルギー安全保障と在外インド人の安全確保を最優先に掲げ、国民に団結と平和的解決を訴えました。

首相は外務大臣や石油大臣による議会へのブリーフィングを踏まえ、政府が過去数週間にわたり動向を国会に報告してきたことを改めて示し、議会の満場一致による統一した声が世界に届くことの重要性を強調しました。

この地域がインドにとって強い利害関係を持つことを示した首相は、湾岸諸国に約1000万人のインド人が居住し働いている点や、海上を航行する商船の乗組員にも多数が含まれると指摘し、在外インド人の安全確保を国家の最重要課題に据える考えを示しました。

紛争の経済・貿易面での影響にも言及し、首相はインドが戦争当事国や影響地域と広範な貿易関係を有することに触れたうえで、原油やガス、肥料など重要物資の多くがホルムズ海峡を通じて輸入されており、航路の混乱が供給と価格に直接的な打撃を与えていると警鐘を鳴らしました。

こうした混乱にもかかわらず政府として国民への影響を最小限に抑えるための対策を進めていると首相は説明し、石油の輸入先を過去の27カ国から41カ国へと多様化させ、戦略的石油備蓄を530万メトリックトン超で確保するとともに、さらに650万メトリックトン超の備蓄構築を進めていることを明らかにしました。

首相はまた、海上回廊の安全維持に向けて国際的なパートナーと継続的に対話していると述べ、ホルムズ海峡で一時足止めされていた複数の船舶が既にインドに到着していることを報告しました。

国内のエネルギー改革については、過去10年でエタノール混合率が約1〜1.5%からほぼ20%近くに上昇した点や、鉄道の電化や地下鉄網の拡張、電動モビリティの推進が化石燃料依存の軽減に寄与していることを挙げ、再生可能エネルギーの基盤拡大が長期的な安定に資するとの見解を示しました。

農業分野では首相は農民を安心させるために、国内の穀物備蓄が十分であると述べるとともに、尿素プラント6基の稼働開始で年間生産能力を76万トン超増やし、DAPやNPKSの国内生産も約50万トン増強したなど、肥料供給網の強化策を列挙して過去の危機の際にも農民に負担を転嫁しなかった実績を強調しました。

海外在留者への対応については、使節団が積極的に市民支援や注意喚起、24時間のヘルプラインを運用しており、紛争開始以来37万5千人以上が帰国していること、うち多くがイランからの留学生を含むことを示し、国内では沿岸・国境・サイバー・戦略分野にわたり全ての機関が厳戒態勢にあると述べました。さらにCBSEが湾岸のインド学校で予定されていた10年生と12年生の試験を中止し、教育継続のための措置を講じている点にも触れました。

演説の結びで首相は、このような国際的な困難が長期化する可能性を指摘すると同時に、新型コロナ禍のときのように国民が団結して備える重要性を訴え、対話と外交こそが唯一の解決策であるとの一貫した外交姿勢を改めて表明しました。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年6月22日
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