ロシア、防空がウクライナ無人機323機を撃墜 セヴァストポリで一時停電
ロシア国防省は24日夜、国内各地と黒海・アゾフ海上空で警戒態勢にある防空システムがウクライナの固定翼無人機323機を迎撃・無力化したと発表し、同夜の攻撃で黒海都市セヴァストポリがエネルギーインフラへの被害を受け一時停電に見舞われたと明らかにしました。
国防省の発表によれば、アストラハン、ベルゴロド、ブリャンスク、カルーガ、クラスノダール、クルスク、リペツク、モスクワ、ニジニ・ノヴゴロド、オレンブルク、オリョール、ペンザ、ロストフ、リャザン、サラトフ、スモレンスク、トゥーラ、ヴォルゴグラード、ヴォロネジ各州に加えクリミア共和国やアゾフ海・黒海上空で相次いでドローンが撃墜されたとされ、トゥーラ州では10機、ロストフ州では約30機、ブリャンスク州では過去24時間で最多の32機、ヴォロネジ州では21機、セヴァストポリ上空では少なくとも14機が迎撃されたと各州知事が相次いで報告しています。
セヴァストポリのラズヴォジャエフ知事は、攻撃により住宅の一部が損壊し6件の火災が発生したほか2人が負傷したと伝え、エネルギー設備への被害が停電を招いたため一部幼稚園が非常運営に切り替わったと明らかにした一方で、各地では負傷者の報告がないとしている地域も多いと付け加えました。
また、ドネツク人民共和国(DPR)のゴロフカへの攻撃で2人が死亡したと同地の市長が伝え、ニジニ・ノヴゴロド州でもドローン攻撃により2人が死亡、2人が病院に搬送されたと州知事が報告しており、ウクライナ軍が隣接地域への大規模攻撃を試みる中でオレンブルクの工業施設上空でも数機のドローンが迎撃されたと地元当局が述べています。
国営通信TASSはこれらの発表をまとめて伝えており、ロシア側は警戒態勢下で防空が機能したと強調していますが、各地の被害状況や攻撃の実態については断片的な報告が続いており、現地の緊張状態は解消していない状況です。