ンゴベセ=ズマ氏、6月30日行進の警備に充てられる6億ランドを痛烈に批判
行進を主導する「March and March」のジャシンタ・ンゴベセ=ズマ氏は、6月30日の抗議行動警備に6億ランドを充てる政府の決定を巡り、同措置を強く非難しました。
警察大臣代行フィロズ・カチャリア氏は、これらの資金が運用準備態勢を確保する目的で南アフリカ警察(SAPS)の既存予算から振り替えられたと説明し、ンゴベセ=ズマ氏は、この事実こそが警察に不法滞在の外国人問題に対処するための資金と能力が存在することを示していると断じました。
ンゴベセ=ズマ氏は「つまり、もし彼らがMarch and Marchを封じるためにそれほどの金を使えるのであれば、間違いなく不法移民対策にも十分な資金があるはずだ」と述べ、警察が『やるときとやらないときを自分で決める』ような運用は許されないと強く主張したうえで、今後はその資金を国境を含め国を安全にするため、不法滞在者から国民を守る用途に充てるよう促す考えを示しました。
これに関連して、SABC Newsが伝えたところによれば、フメレレ・マコバ少将は行進に参加する市民に対し、他の市民を捜索したり身分証明書や国籍の提示を要求したりすることは許されないと注意を喚起し、こうした権限は専ら法執行機関にあると強調しました。
一連のやり取りは、治安確保のための資金配分を巡る優先順位の在り方と、移民問題への対応をめぐる社会的な緊張を改めて浮き彫りにしており、今後の行動次第で治安運用の透明性や政府の説明責任が改めて問われることになりそうです。