ロシア株、上げ下げまちまちで取引終える ― ルーブル安が唯一の支えとの指摘も
モスクワ発、6月26日/TASS/。ロシア株式市場は主要指数が方向感を欠いたまま週末の取引を終え、MOEX指数が前日終値比で1.26%上昇し2,285.61ポイントとなった一方で、ドル建てのRTS指数は0.62%下落し934.35ポイントとなるなど、指数ごとに明暗が分かれる展開となりました。人民元は31.95コペイカ上昇して1元=11.489ルーブルを付け、外国通貨需要の高まりがルーブルに圧力をかけていることが裏付けられました。
BCS World of Investmentsの株式市場専門家アンドレイ・スミルノフは、今週の下落局面を踏まえて、ロシア株式市場はMOEXで3年ぶりに安値圏に接近した後、本日にかけて2,300ポイントを目指す反発を試みたと指摘し、ネガティブなニュースが相次ぐ中で輸出志向の市場にとって唯一のポジティブ要因はおそらくルーブル安にあるとの見方を示したうえで、極端な売られ過ぎによる反発は持続しにくく、その後に新たな下落局面が続くことが多いとの慎重な見通しを示しました。
ツィフラのアナリスト、アレクサンドル・ドゥドニコフも、金曜日は外国通貨の需要増がロシアルーブルを圧迫したと強調し、こうした逆風要因の組み合わせがルーブルに引き続き重しとなるため、人民元は1元当たり11.5〜11.8ルーブル、米ドルは78〜80ルーブル、ユーロは89〜91ルーブルのレンジ上限に向けて上昇する傾向があるとの見通しを示しました。
個別銘柄では、セッション終盤に普通株のLentaが+5.27%、Surgutneftegasが+4.45%、Tatneftが+4.16%、FESCOが+4.00%と大きく上昇した一方で、終値での最大下落はiGeneticoの−9.30%、Segezhaの−8.41%、Pharmsintezの−5.95%、Abrau-Dursoの−5.86%となり、銘柄間で明確な格差が広がる形となりました。
BCSは短期的な市場見通しについて慎重な姿勢を維持しており、ドルを77〜79ルーブル、人民元を11.3〜11.6ルーブルと予測する一方で、地政学的な好材料や重要な市場好転のトリガーがなければ指数が2,200ポイントを下回るリスクが残ると指摘し、しかし支援材料が出現すれば2,360〜2,400ポイントへの急上昇もあり得るとの双方の可能性を示唆しました。