ベネズエラでの二度の大地震、774棟が倒壊し被災地は深刻な損壊を受ける
先週発生したマグニチュード7.2と7.5の二度にわたる地震により、ベネズエラ国内の各地で774棟の建物が倒壊し、住民生活と都市機能が一挙に混乱に陥りました。
震災直後から全国で救助活動が展開され、瓦礫の下から生存者を捜索する救助隊は合計で25,000人にのぼり、そのうち2,600人が国外からの専門家という混成部隊が組織され、これまでに瓦礫から33人が生存状態で救出されたと報告されていますが、現場には依然として緊迫した雰囲気が漂っており、国際的な支援が急がれています。
被害の内訳として、倒壊した774棟のうち189棟が完全に崩壊し、585棟が部分的な崩壊にとどまっている一方で、政府は国内全土で合計2,500の構造物が損傷したと記録しており、病院38施設、商業センター44カ所、道路・橋梁など合わせて約1,600件のインフラが被害を受けたことが明らかになっています。
デルシー・ロドリゲス大統領は被災地域のインフラと住宅の状態を評価するための委員会を設置すると発表し、被害状況の把握と復旧方針の策定を急ぐ姿勢を示しました。技術委員会が各建物や橋、道路の危険度を赤・黄・緑の三段階で分類し、赤は崩壊の高リスク、黄は中リスク、緑はリスクなしと報告する見通しであり、外観だけでは判定がつかない構造的損傷の有無を慎重に調査する方針です。
カラカス政府の最新更新(29日月曜)では死者数が1,500人、負傷者が3,150人と公表されているのに対し、国連はなお約50,000人が行方不明と推定しており、発表される数字は今後さらに変動する可能性があるとの見方が示されています。こうした中、ブラジルをはじめとする国際社会からの人的・物資的支援が到着しており、ブラジルはすでに被災国へ人道支援を載せた4機の航空機を派遣していると報告されています。
今回の地震は先週水曜日(24日)に発生し、首都カラカスや複数の都市部、特にラ・グアイラ州で甚大な破壊と倒壊を引き起こしたもので、被災地では当面、救援と被害評価、インフラ復旧を巡る長期的な対応が求められる状況となっています。