モディ首相のセーシェル訪問、UPI導入や医療・宇宙協力など幅広い合意を締結
【見出し】
【本文】
ナレンドラ・モディ首相は月曜日、パトリック・エルミニー大統領の招きでセーシェルを訪れ、名誉来賓として独立50周年の祝賀行事に臨んだうえで、両国の戦略的パートナーシップを深化させることを目的とした一連の合意と開発イニシアチブを打ち出しました。
首相はXへの投稿で今回の訪問を「実質的成果がある」と総括し、セーシェルにおける統一決済インターフェース(UPI)導入のための覚書や、安価なジェネリック薬の供給を可能にするJan Aushadhiに関する協定などの主要な覚書が署名されたことを明らかにするとともに、気候行動、グリーン水素、エネルギー、ブルーエコノミーなど未来志向の分野でも協力を続ける意向を示しました。
両国は外交、デジタル決済、保健医療、農業、引渡、海事協力、インフラ融資、宇宙協力、医療インフラにわたる幅広い合意に署名し、特にNPCI International Payments Ltd.とセーシェル中央銀行の覚書はUPIの実施を促進してデジタル決済エコシステムでの協力を強化する狙いがあり、保健分野ではHLL Lifecareを通じたJan Aushadhi制度下でのジェネリック医薬品や医療用品の供給を可能にする協定が含まれていました。
安全保障・司法面でも協力が進展し、国境を越える犯罪への連携強化と犯罪人引渡しの法的手続きを整備する引渡条約が締結されたほか、宇宙の平和的探査と利用に関する協力枠組みの合意により衛星応用や宇宙技術、人材育成での共同事業への道が開かれた形です。
医療インフラや海事人材、インフラ整備に関しては、セーシェルにおける新国立病院の建設に向けた予備支援の覚書や、インド船員の訓練・認証をセーシェル旗船での勤務に認める手続きを促進する協定、さらにICARとセーシェル農業局による2026–2031年の作業計画に基づく農業協力が含まれており、制度的能力構築を重視した枠組みが整えられました。
訪問中に表明された開発支援パッケージは、セーシェル防衛軍への高速哨戒艇1隻やレーザー・ラジアル級ボート5隻、ユーティリティ車両10台、救急車6台に加え、食糧としてコメ500メトリックトン、セメント8,500メトリックトンの供与を含み、これらはセーシェルの差し迫った開発・安全保障ニーズを支援する実務的な支援策となっています。
このほか、両国関係50周年を記念するロゴの制定、専門技術教育センターの仮想起工式、沿岸警備隊船PS Zoroasterの改装完了、ドルニエ機のグラスコックピット改修といった新規イニシアチブが開始され、インド輸出入銀行との傘型信用供与協定により今年初めに打ち出された特別経済パッケージ下のインフラ・開発プロジェクト支援も正式化されました。
また、セーシェルがインドの提唱する災害に強いインフラのための連合(CDRI)に参加したことは、災害耐性や持続可能なインフラ整備での協力をさらに強めるものであり、祝賀行事にはアッサム連隊とインド海軍部隊も参加したことが両国の結びつきを象徴する一幕となりました。
モディ首相は訪問を振り返り、セーシェルを信頼できる友好国かつ開発のパートナーと位置づける考えを示すとともに、両国の共有する価値観と人的結びつきが今後の協力を一層強化すると述べ、招待したエルミニー大統領や政府、国民に謝意を表しました。