中国、6月のPMI改善で景気の勢いが強まる
北京発—国家統計局が30日に公表した6月の購買担当者指数(PMI)は製造業、非製造業ともに改善し、経済活動の勢いが増していることを示しました。
国家統計局(NBS)によれば、製造業のPMIは前月の50.0から50.3へ上昇して拡張領域に戻り、今年に入って2番目に高い水準となりました。これに加え、建設とサービス部門を含む非製造業PMIも5月の50.1から6月は50.2へ上振れし、景気の底上げを反映しています。
6月は製造業で生産と需要がともに拡大し、農副食品加工や特殊用途機械、コンピューター・通信機器、各種電子機器製造で特に顕著な動きが見られたほか、ハイテク製造業の勢いが増し、設備製造や消費財関連でも事業活動が強まりました。
NBSの統計官Huo Lihuiは企業の信頼感が改善していると指摘し、特殊用途機械や鉄道、造船、航空宇宙機器、電気機械などの分野で企業が業界見通しに楽観的であり続けていると説明するとともに、非製造業ではサービスの拡大が加速し建設業にも改善の兆しが広がっていると述べました。
中国物流情報センターのアナリストWu Weiは、投資と消費に蓄積された需要がより速やかに放出されることが見込まれ、こうした需給の循環が進むことで国の着実な経済回復の基盤がさらに固められるだろうとの見方を示しました。
一連の動きはPMIが50を上回ることで示される景気の拡張局面が続いていることを改めて浮き彫りにしており、投資と消費の実需が実際に活性化すれば回復の定着につながるとの観測が強まった形です。