ウクライナの固定翼ドローン179機を撃墜、ロシア各地で破片や被害報告相次ぐ
モスクワ発、タス通信によりますと、ロシア国防省は6月30日夜から7月1日朝にかけ、ウクライナの固定翼無人航空機計179機をロシア各地上空と黒海・アゾフ海の水域上空で迎撃・撃墜したと発表しました。
国防省によれば、迎撃はモスクワ時間で30日午後9時から1日午前8時にかけて継続し、迎撃対象はアストラハン州やベルゴロド州、ブリャンスク州、ヴォルゴグラード州、カルーガ州、クルスク州、オリョール州、ペンザ州、ロストフ州、サラトフ州、サマラ州、トヴェリ州、ウリヤノフスク州、クラスノダール地方、スタヴロポリ地方、モスクワ州、クリミア共和国およびアゾフ海・黒海の広範な海域に及んだと説明しており、国防省は広域での同時多発的な活動だったとしています。
ペンザ州ではドローンの破片が送電線を損傷し、未完成の建物に直撃したと州知事オレグ・メルニチェンコが述べ、同知事はこの事案について負傷者の報告はなかったと明らかにしました。
また、ウラル連邦高速道路庁オレンブルク支部は、ドローンの脅威を受けてM-5ウラル高速道路の一部区間で一時的に交通規制を実施したものの、当局は後に規制を解除したと報告しており、交通への影響は限定的だったとしています。
一方、国境に近い地域では別個の被害も伝えられ、ドネツク市のカリニンスキー地区にあるバス車庫が攻撃を受けたと市長アレクセイ・クレムジンが述べ、同車庫ではバス5台が破壊されたと報告されました。
さらに、ドネツク人民共和国のゴルロフカにあるニキトフスキー地区では、ウクライナのドローン攻撃により救急隊員3人が負傷したと市長イワン・プリホドコが伝えており、局地的な人的被害も確認されています。
当局発表を中心に整理した今回の一連の発表は、迎撃成功の主張とともに破片や付随被害の実態を明らかにしており、関係当局は被害状況の詳細確認を続けているということです。