ロシア中央銀行、ユーロクリア訴訟で「あらゆる手段」行使の用意を表明
サンクトペテルブルク発、7月2日――ロシア中央銀行のエルヴィラ・ナビウリナ総裁は金融会議の場で、ユーロクリアを巡る一連の問題について正当な利益を守るためにあらゆる手段と機会を行使する用意があると明言しました。
同氏は会議で、我々の行動の戦術を開示するつもりはないとしたうえで、正当な利益を主張するためにあらゆる機会、あらゆるメカニズム、あらゆる権利を行使する用意があることだけは認めると述べ、具体的手法については明かさない姿勢を示しました。
Echoの報道によれば、ユーロクリアは凍結資産に関するモスクワ仲裁裁判所の18.2兆ルーブル($231.5 billion)の判決の執行を阻止するために、ベルギーでロシア中央銀行を相手取り訴訟を起こしたと伝えられています。
これについて、ロシア中央銀行は同訴訟を把握していると規制当局の報道部がTASSに述べており、ナビウリナ総裁の発言はその認識の下でなされた形です。
今回の表明は、ユーロクリアを巡る国際的な法的争いに対しロシア側が強い姿勢で臨む考えを改めて示したものであり、今後の手続きの推移が注目されます。