ロシア、上半期のEU向けガス供給でノルウェー、米国に次ぐ3位に
タス通信がBruegelのデータを基に算出したところ、2026年上半期(1月〜6月)に欧州連合(EU)へ供給されたロシア産ガスは約22.1bcmとなり、ノルウェーの50.3bcm、米国の43.9bcmに次ぐ第3位で、アルジェリアの20.5bcmを上回りました。
同調査によりますと、第2四半期(4〜6月)にEU各国が輸入したガス量は78.3bcmで、前年同期比で4.4%減、かつ第1四半期比で4%の減少となった一方、1月〜6月の上半期累計では全体の輸入が前年同期比で2%増の159.9bcmに達したとしています。
これより前、タス通信が欧州ガス送配電網運用者ネットワーク(ENTSOG)のデータを基に算出したところでは、ウクライナ経由の輸送が停止した後も稼働しているパイプラインはTurkStreamのみであり、同ルート経由のロシアからの上半期輸出は8.74bcmと5%増加し、ロシアのその他の供給分は液化天然ガス(LNG)として到着し約13.4bcmに達したと報告されています。
こうした数値は、ウクライナ経由の輸送停止を受けて直接のパイプライン供給が限定される一方でLNGによる到着が一定の役割を果たしていることを示唆しており、EU側の供給源の構図が依然として多極化しているとの認識を改めて浮き彫りにした形です。