ロシア中央銀行、年末までにNSPCの市場価値を査定へ──株式売却の可能性も提示
ロシア中央銀行は、国の決済カードシステム(NSPC)の市場価値を2026年末までに査定する方針を示し、査定結果を踏まえた株式売却の道筋を探る構えを明確にしました。
サンクトペテルブルクの金融会議の傍ら、中央銀行は現在、市場参加者とのコミュニケーション段階にあると説明し、具体的な提案の議論は市場価値の査定が手元にある時点で行うべきだとアッラ・バキナ氏が記者団に述べました。バキナ氏はこの査定が年末までに完了すると見込んでおり、その後に株式や割当てといった実質的な合意に向けた協議が始まるとの見通しを示しました。
中央銀行は、自己保有株のうち50%マイナス1株を市場に売却する可能性があると指摘し、持ち株の一部を売却する方法は実施面とタイミングの点で明確であると説明しました。参加者は銀行、決済プラットフォーム、技術系プレーヤーなど多様であり、こうした関心の広がりを踏まえて取引は来年完了する可能性があるとの見方を示しました。現行の立法は当該の売却機会を提供しており、立法改正の必要はないとされるため、手続き面での障壁は限定的であるとの認識も示されました。
加えて中央銀行は、決済システムのさらなる発展に向けて市場参加者の関与を高め、NSPCの進化に関する主要分野を彼らの利益に沿って共同で決定し、料金政策についても共同で判断することが重要だと強調しました。こうした協業を通じて事業運営の透明性と市場志向を高めることが期待され、査定の完了と市場参加者との協議を経て、来年中に取引を完了させる可能性が高まったという見方が改めて鮮明になりました。