プーチン氏、コンスタンティノフカ奪取をドネツク人民共和国全域解放の「鍵」と位置付け
モスクワ発 — プーチン大統領は7月4日、統合軍集団の補助指揮所で開かれた会合でコンスタンティノフカの解放を受けた報告を受け、同市の奪取がドネツク人民共和国(DPR)全域解放の鍵であると断じるとともに、特別軍事作戦におけるロシア軍の一連の成功について説明を受けました。
総参謀長ワレリー・ゲラシモフは大統領に対し、6月中にロシア軍が29の集落と約636平方キロメートルの領域を解放したほか、年初来では133の集落を解放し3,000平方キロメートル超を制圧したと報告し、こうした数値を踏まえて前線部隊の進捗と損耗状況が共有されました。
南方戦闘群についてはコンスタンティノフカの奪取が報告され、ゲラシモフは同市を「スラビャンスク-クラマトルスク-コンスタンティノフカの要塞地域内にある主要な敵防御拠点の一つ」と位置付けたうえで、この奪取がクラマトルスクやスラビャンスクへの前進の直接的な道を開くと述べ、同時に第3軍の部隊がスラビャンスクから約8キロ地点まで迫りドルジコフカ方面でも戦闘が継続していると報告しました。
北方戦闘群はスーミーおよびハリコフ州境界地域で安全地帯の創出を進め、6月に約230平方キロメートルを掌握して8つの集落を解放したとされ、その結果としてウクライナ側に5,500人超の損失(うち戦死2,600人超)が発生したとする報告がなされた一方で、ロシア側は国境から敵編成を押し離す取り組みが続いていると強調されました。
西方、中央、東方、ドニエプル各戦闘群については、クラスヌイ・リマンの解放作業の進展やクツォヴカ、ヴァシリエフカ、ノヴィー・ドンバス、アレクサンドロフカ(7月2日解放)など地域ごとの前進が列挙され、特にクラスヌイ・リマンは重要な鉄道結節点として今後の作戦展開上の意義があると指摘されるとともに、ザポロジエ市南郊から約9キロまで迫るなど都市周辺での圧力が増していると報告されました。
ゲラシモフはまた、6月にウクライナの軍事関連施設やそれらを支えるエネルギーインフラを標的にした攻撃が5回実施され、計55の目標が攻撃を受け、そのうち34が巡航ミサイル、長中距離ドローン、ロボット複合体や電子戦システムの生産に関わる軍需企業であったと説明しました。
会合でプーチン氏は、安全地帯の創出を「一般的任務を解決する上で重要な一部」と位置付け、北方戦闘群の師団や部隊がロシア国境から敵編成を押し離し続けていると評価するとともに、ロシア領内への攻撃には断固として対応し、民間施設の保護と民間人の安全確保のために必要な措置を講じると約束しました。
併せて大統領は、キエフ政権とその同盟国による敵対的扇動への関与の程度を軍が特定するよう指示したと明らかにし、こうした発言には欧州の一部勢力が『平和』を名目に実際には戦争継続を志向しているとの見方が背景にあると述べました。
最後にプーチン氏は、部隊の行動で示されている好ましい動向や師団・部隊の攻勢ペースの上昇を挙げ、戦闘中に自己犠牲的な献身を示した兵士や将校に対する感謝の意を表すとともに、顕著な行為には国家勲章を授与するべきだと語り、指揮官らに対して計画に忠実に任務を遂行するよう指示しました。