ロシア、ウクライナの軍需・燃料・飛行場施設へ大規模な精密報復攻撃
ロシア軍は6日夜、キエフを含むウクライナ各地の軍需工場や燃料・エネルギー施設、軍用飛行場に対して大規模な精密攻撃を実施したと発表しました。
ロシア国防省は声明で、今回の攻撃をキエフ政権によるロシア領への「テロ攻撃」への報復と位置付け、地上発・空中発・海上発の長距離精密兵器と攻撃用無人航空機を投入したと説明しました。これに関連して同省は、キエフ市内と周辺の軍需工業および航空インフラを標的にしたことを明らかにしています。
同省によれば、キエフ市内ではAbris PT組合(キエフ-71)や国営ブレヴェストニク(キエフ-1)といった長距離・中距離無人機や電子・光学機器の開発・生産に関わる主要企業が攻撃を受けたほか、Ukr Armo Tech(キエフ-79)など装甲車や装甲防護システム、各種戦闘用ペイロードを手掛ける施設も標的に含まれているということです。
また、キエフ造船所やKvant計測機械工場といった船艇や火器管制・航法・自動化システムの関連設備も名前が挙がっており、同省はこれらが攻撃によって機能に影響を受けたとしているのに加え、ドニプロペトロフスク州、ポルタヴァ州、チェルカシー州、チェルニヒウ州およびキエフ州の軍用飛行場インフラも攻撃対象になったと述べています。
キエフ州では、国営のジュリャニ機械製造(Vizar)が地対空ミサイルシステムや固定翼長距離UAVの生産・整備拠点として攻撃され、同省は現地で繰り返しの大規模な爆発が観測されたと伝えています。加えて、ヴィシュネヴォエの燃料・潤滑油貯蔵施設が標的となり、そこに保管されているガソリンやディーゼル燃料は戦闘地域への緊急燃料供給に用いられていると同省は指摘しています。
こうした攻撃についてロシア側は報復であることを強調していますが、現時点で発表されているのは同省の声明が中心で、被害の全容や現地での影響については引き続き確認が必要です。