ロシア、防空が452機のウクライナ製無人機を迎撃 カルーガで工業施設が炎上
ロシア国防省は7日、夜間12時間にわたってロシア各州上空とアゾフ海・黒海の水域で合計452機のウクライナ製固定翼無人航空機(UAV)を迎撃・撃墜したと発表しました。防空当局は迎撃の規模と広がりを強調しています。
迎撃が確認されたのはベルゴロド州、ブリャンスク州、ヴォロネジ州、ヴォルゴグラード州、ウラジーミル州、カルーガ州、クルスク州、リペツク州、オリョール州、ロストフ州、リャザン州、スモレンスク州、タンボフ州、トゥーラ州、モスクワ州およびクラスノダール地方であり、これに加えてクリミアとアゾフ海、黒海上空でも撃墜が行われたとされています。
モスクワ市長セルゲイ・ソビャーニンの発表を基にTASSが算出したところでは、今回のモスクワに向けた無人機攻撃は過去2年間で最大規模に相当し、今夜モスクワ州に向かった無人機は430機以上にのぼったと伝えられています。市長はその大半が遠距離で防空システムにより無力化され、モスクワ付近で計36機が撃墜されたとしたうえで、後にさらに3機が撃墜されたと報告しました。
カルーガ州では、ジェルジンスキー地区の工業施設が無人機の攻撃で火災に見舞われたと州知事ヴラディスラフ・シャプシャが伝え、州内では夜間に6機の無人機が撃墜されたと述べました。これに関連して、現時点での予備情報では死者は確認されていないとされていますが、事態の収拾が続いています。
各地の被害状況として、ヴォロネジ州のアレクサンドル・グセフ知事は落下した無人機の残骸が民家3軒、車庫2棟、車2台に損傷を与えたと報告し、ヘルソン州当局は防空部隊と機動消火隊が計52機のウクライナ攻撃用ドローンを撃破したと述べています。これに対し、クルスク近郊ユビレイニー集落への攻撃では33歳の男性と34歳の女性が破片による複数の負傷を負ったと知事アレクサンドル・キンシュテインが明らかにしました。
こうした一連の迎撃と局地的な被害の報告は、都市部を含む広範囲にわたる無人機の飛来とそれに対する防空対応の激化を示唆しており、各州で引き続き状況の監視と被害評価が進められています。