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習近平、科学者支援を強調し世界的貢献を呼び掛け
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北京発、7月8日――習近平国家主席は科学技術分野の人材育成と待遇改善を強調し、研究革新を通じて世界の福祉向上に寄与する重要性を訴えました。
今年6月の盛大な授賞式では、習氏は国内最高の科学技術賞を受けた凝縮系物理学者の薛其坤氏と温かく握手してメダルを首にかけ、賞状を手渡したうえで壇上に着席するよう招き、薛氏が『他のどの国の科学者も享受していない待遇と注目』を受けているとの発言を引き出すなど、首席としての敬意を直接示しました。
習氏は研究者に対し高い志と国家への貢献、揺るぎないイノベーションへの専心を求める発言を繰り返しており、こうした言葉は薛氏に生涯を通じた研究への決意と自信を強めさせたと伝えられています。これを背景に、習氏は才能を国家の科学技術イノベーション能力の根本的な源泉と位置付け、政策的配慮の必要性を明確にしています。
4月に上海で開かれた基礎研究推進のシンポジウムでは、習氏は基礎研究人材の労働・生活条件の改善や、開かれ包摂的で失敗に寛容なイノベーション環境の育成を促し、同様の立場は研究評価制度の刷新にまで及んでいます。こうした方向性のもと、習氏は研究者を無意味な形式主義や官僚的手続きから解放し、革新能力や質、実際の効果と貢献に基づく新たな評価制度の確立を求めました。
習氏の発言は個々の研究者の実務にも影響を及ぼしており、2020年9月のシンポジウムで『あなたの仕事の実用性は何か』と問われた中国科学院の傅巧梅氏に対し、習氏は長期的・世界的・科学的な視点で研究を評価すべきだと応じ、そうした認識が後年の研究継続に励ましとなったと伝えられています。こうした励ましの下、傅氏は2026年5月に約40万年前にさかのぼる化石歯から重要な分子情報を取得する成果を上げ、中期更新世における東アジアのホミニン進化に新たな知見をもたらしました。
習氏はまた科学技術を通じた国際貢献を重視しており、福建での勤務時代に示したジュンツァオ技術の事例では、現地の関心を受けて開発者を派遣し普及を進めた結果、同技術は世帯の生計や土壌流出防止に寄与する『幸福の草』として現在までに100以上の国と地域に導入されたとされています。これに関連して、北斗衛星ナビゲーション、抗マラリア薬アルテミシニン、ハイブリッド稲といった技術も世界と共有されてきたほか、FAST望遠鏡や深海有人潜水調査船『奋斗者』を含む主要な科学研究インフラ10件が国際的に開放されている点も指摘されています。
2021年に招集された中国科学院・中国工程院の会員総会と中国科学技術協会の全国大会において、習氏は中国の科学技術成果を人類運命共同体の構築に生かし、より大きな貢献をする必要性を強調しました。これらの一連の動きは、国内外での科学技術協力を通じて中国の研究力を高めると同時に、研究者の環境整備と成果の社会還元を念頭に置いたリーダーシップの表れといえます。