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対ブラジル関税、業界の反対多数
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ワシントンで開かれた公聴会では、米国がブラジル製品に課すことを検討する関税案に対し、大多数の参加者が反対の立場を示し、ブラジル政府の集計では登録した78の団体・個人のうち63が撤廃または例外扱いを求めたとのことです。
公聴会で目立ったのは、天然石業界の代表らによる具体的な供給面からの反論であり、ブラジル天然石協会(Centrorochas)副会長のファビオ・クルス氏は、ブラジル産の石が持つ独自性と米国産業への供給実績を挙げて支持を獲得したことを説明し、同氏は自らの発言が米国側の出席者からも繰り返し支持されたと述べる中で、ブラジル製品が代替困難な供給源である点を強調しました。
靴産業や鉄鋼業も同様の懸念を示し、ブラジル靴工業協会は米国内での主要な輸出先としての地位を主張するとともに、米国が現在輸入する多くの靴がアジア産に偏っている現状を踏まえ、ブラジルが戦略的な代替供給先になり得ると訴え、ミナスジェライス州鉄鋼産業組合は銑鉄の約60%がブラジル産であると指摘して、関税が米国内の製品コストに影響を及ぼすとの懸念を米国企業の支持も得て示しました。
こうした声を受け、Centrorochas副会長はブラジル側が米国での存在感を高める必要性を強調し、すでにロビー活動を通じて議会対応を進めていると述べる一方で、この種の制度的対応が今後の重要課題であることが改めて浮き彫りになったと指摘しました。
今回の公聴会は複数に分かれて行われ、火曜に終了したセッションはPixにより申し立てられた違法な森林破壊や知的財産、エタノールなどの不公正慣行に関する調査を扱い、対象製品に対する25%の追加関税が提案されているほか、今週木曜に終わる別の審査では、強制労働で生産された製品の輸入阻止に十分な措置を講じていない国を対象に12.5%の上乗せ関税を検討しているという点が明らかになり、いずれも最終判断は7月15日に下される見通しです。
この一連の動きは、米国の対ブラジル政策が環境や労働、知的財産といった複数の懸念を背景に進められていることを示唆しており、関税の行方が両国の供給網や米国内のコスト構造に与える影響を巡って、今後も業界と政府の間で緊密な駆け引きが続くものと見られます。