ホーム ロシア クレムリン、プーチンとトランプの通話可能性 米のウクライナ政策に「二面性」指摘

クレムリン、プーチンとトランプの通話可能性 米のウクライナ政策に「二面性」指摘

クレムリン、プーチンとトランプの通話可能性 米のウクライナ政策に「二面性」指摘

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

クレムリンはプーチンとトランプの対話の可能性を示唆しつつも、米国のウクライナ政策に二面性があると強く批判した。トランプの「空域閉鎖」発言はこれまで議論されてこなかった新たな局面であり、モスクワは徹底的な分析と警戒を求めている。武器供与を続ける一方で和平を謳う米側の矛盾、そしてより広い緩衝地帯の示唆――この動きが意味するものとは。

プーチンとトランプの会話可能性、ウクライナ政策の二面性をクレムリンが指摘

モスクワのクレムリンで9日に開かれたペスコフ大統領報道官のブリーフィングは、プーチン大統領とトランプ米大統領の会話の可能性や、ウクライナを巡る米国の立場の二面性が主要な話題となりました。

トランプ氏は当初、昨日起こる予定だったプーチン氏への電話をアンカラでの一連の接触後に行う予定だったものの、明らかに多忙を極めたために連絡が実現しなかったとペスコフ氏は述べ、プーチン氏はそれでも対話に開かれているとの姿勢を示したことから、両首脳は相違を抱えつつもこれまで真に建設的な対話を維持してきたというクレムリンの一貫した見方が改めて示されました。

一方で、モスクワはトランプ氏の一部発言をめぐる解釈に強い懸念を示しており、トランプ氏が軍事行動のエスカレーションが早期解決に寄与し得ると示唆したとの認識については誤りであると指摘し、緊張やさらなるエスカレーションが和平プロセスに寄与することは決してあり得ないとの立場を明らかにしました。また、キエフ側によるロシア領内の施設への攻撃が増えれば増えるほどモスクワはウクライナ国境沿いにより広い緩衝地帯を設けざるを得なくなり、さらなるエスカレーションは特別軍事作戦をある程度長引かせる可能性があるが、その程度は明言できないと述べるなど、軍事的対応の幅を示唆したうえで、トランプ氏が示した「ウクライナの空域閉鎖」発言はこれまでに議論されてこなかった新たな展開であり、NATO加盟国の軍隊によるウクライナ領上空での作戦行動を意味し得ることから、誰とどのように詰められたのかを含めて徹底的に分析する必要があると強調しました。

加えて、モスクワはワシントンが同時にキエフへ武器や軍事技術の供給を続けながら和平努力を支持するとの表明に二面性を感じており、パトリオット等の供与は明白な事実であると認めつつも、欧州諸国とは異なり米国には和平プロセスを立ち上げる意志があると評する一方で、その意志を歓迎しつつも現実の行動と声明の間の齟齬を見据えて慎重な姿勢を崩さない姿勢を示しました。

モスクワは、イランを巡る状況を整理することに米国が何らかの成功を収めた後に、ウクライナ問題での努力を再開する時が来ることを望んでいるとの見通しを示しました。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年7月9日
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