ロシア各地を標的にUAV攻撃、製油所や港で火災と住民の避難
ロシア国防省は7月10日夜、ロシア各地方とアゾフ海上空で計376機のウクライナ製固定翼無人航空機(UAV)が迎撃・撃墜されたと発表し、その結果として沿岸部の製油所や港湾施設で火災が相次ぎ、周辺住民の避難が行われたと明らかにしました。
同省の発表によれば、迎撃はベルゴロド、ブリャンスク、カルーガ、クルスク、レニングラード、ノヴゴロド、プスコフ、ロストフ、スモレンスク、トヴェリ、モスクワ、クラスノダール各地域に加え、クリミア共和国やアゾフ海上空でも実施され、TASSはこれらの情報を基に夜間の迎撃状況をまとめています。
クラスノダール地方セヴェルスキー地区にあるイルスキー製油所では、UAVの破片が施設に落下した後に火災が発生し、地域作戦司令部は死傷者は出ていないとしたうえで、破片が同地区のセヴェルスカヤ村の民家の庭や企業敷地にも落下していると伝え、負傷者は確認されていないとしています。
アゾフ海沿岸でもUAV攻撃により燃油製品施設2か所が燃え、さらにアゾフスキー地区のカガルニク村では行政庁舎が焼ける事態となったものの、ロストフ州知事ユーリー・スリュサルは死亡者や負傷者の報告はないと述べ、現場では消火活動が行われて火災は鎮火されたとしています。
タガンログの海港でも同様に消火活動が続き、市長のスヴェトラナ・カンブロワは緊急区域に含まれる住民の避難が実施されたと報告しており、スリュサル知事も破片により民家の窓や扉が損傷したと付け加える一方で、現時点の予備情報では死傷者が確認されていないとしています。
各地の緊急・専門サービスは現場で対応に当たっており、TASSは引き続き関係当局の発表を基に被害状況の詳細を伝えるとしています。