法執行は国籍を基準にしないと強調、カチャリア長官代行がR600 million支出を擁護
プレトリアでの記者会見で、警察庁長官代行フィロズ・カチャリア氏は、法執行は国籍ではなく犯罪を標的にしているとの認識を示すとともに、6月30日の治安対応に要したR600 millionの支出を擁護しました。
同氏は閣僚間委員会の一員として政府の移民対策に関する5項目プランを説明したうえで、南アフリカが他国と移民問題について対話を行う必要性を指摘し、外国人は国内に合法的に滞在するべきだと述べ、法の下の平等を強調しました。
「我々にはあなたの国と同様に犯罪の問題があり、被害者の国籍は見ていない。だから、その示唆は不適切だと思う」と述べた同氏は、この立場を繰り返し示したうえで、移民と治安の問題を分離して捉える重要性を指摘しました。
一方で、カチャリア氏は6月30日に届出のない外国人に対する抗議行動中の治安活動を支援するための政府支出について、日々の支出額を巡る批判に対して擁護し、法執行には費用がかかることを国民に理解してほしいと訴えました。
同氏は、2021年7月の再発を防ぐことが我々の第一の責務であり、局地的な暴力事態が制御不能に陥るのを目にした際には予備役を呼び出し時間外手当を支払い、さらに全国の警察官の宿泊手配を行わざるを得なかった点を挙げ、国内に十分な宿泊施設がないことが費用増加の一因になったと説明しました。
今回の発言は、治安対応に伴う財政負担と、市民の安全確保を巡る政府の優先順位を巡る議論に重ね合わせられる形で示されており、法執行の対象が国籍ではないという同氏の主張は、移民問題をめぐる社会的緊張に対する政府の姿勢を改めて鮮明にした形です。
なお、本件に関しては移民危機や国境管理、犯罪性を巡る議論が続いており、閣僚のアンディ・マシャイレも見解を述べているほか、追加報道はコロフェロ・テッフォが担当しています。