ガザで停戦交渉の最中に攻撃、少なくとも6人死亡と報告され緊張が再燃
ガザ地区で12日、米国が仲介する停戦確保に向けた交渉が続く最中にイスラエルの攻撃があり、現地当局によると少なくとも6人が死亡したと伝えられ、現場は再び緊迫した状況となりました。
医師らは、ガザ中部アル=ブレイジ難民キャンプ東部のテントキャンプを標的とした銃撃で9歳の少女タラ・アブ・マタルさんが死亡したと報告しており、こうした被害報告に対しイスラエル軍は当該事案を把握していないと述べていますが、現場では悲嘆と混乱が広がっているということです。
一方でガザ市サブラ地区の金属鋳造所に対する空爆では目撃者がイスラエルのミサイル3発による攻撃を証言し、これにより4人が死亡したとされていますが、イスラエル軍は武器製造施設内で活動していたハマスの戦闘員を標的にしたと説明し、同攻撃をイスラム組織側による停戦違反の対応であったと位置づけています。
また、同軍は木曜日以降に北ガザで同軍への攻撃を計画していたとされるハマス戦闘員少なくとも2人を殺害したと報告しており、同日には南部ハン・ユニスのマワシ地域にある別のテントキャンプへの攻撃で少なくとも1人が死亡、子どもを含む複数が負傷したと現地の医療チームが述べていますが、イスラエル側は直ちに追加のコメントを出しませんでした。
背景には、2025年10月にイスラエルとハマスが合意した停戦が包囲地での主要な戦闘を一時的に中断させた一方で、発効後もイスラエルの攻撃は継続し、これまでに1000人以上のパレスチナ人が死亡したとされ、同期間にガザ側からは4人のイスラエル兵が武装勢力により殺害されたという現状があり、こうした流れはネタニヤフ首相の安全保障上の信頼性が2023年10月7日の襲撃以来、著しく損なわれたとの評価を改めて浮き彫りにしています。
政治面では、ネタニヤフ氏率いる連立は10月27日の国政選挙実施を見通しており、議会解散以降に日程の不確実性が指摘される中で連立の指導者オフィル・カッツ氏は日曜、法律で定められた当初の日程が維持されると議会の委員会に伝えたとされますが、複数の世論調査は極右・宗教系政党を中心とする連立の敗北を示唆しており、対抗勢力が明確な政権構想を持たない現状は今後の政治情勢にさらなる変動を及ぼす可能性が高いとの見通しです。