クレムリン、ウクライナによる国内エネルギー施設への攻撃未遂とトランプ氏の「エネルギー休戦」案を論評
クレムリンの定例ブリーフィングでペスコフ報道官は、昨夜にウクライナ側がロシア領内のある地域に所在するエネルギー施設の一つを攻撃しようとしたと明らかにし、TASSがその発言をまとめました。
ペスコフ氏は攻撃の試みを指摘したうえで、国内の製油所やその他エネルギー施設の安全確保に向けて包括的な作業が進行中であり、これは大統領の指示に基づくものだと説明し、対策の強化を強調しました。
トランプ氏が提起したとされる「エネルギー休戦」案については、ペスコフ氏が概して非常に良いアイデアだとの評価を示したと伝えられ、事態の緊張緩和に資する可能性を一定程度認める姿勢を示しました。
これに関連してロシアは米国と接触しており、常に平和的解決の側に立っていると同氏は述べる一方で、休戦や製油所の安全な稼働だけでは主要な問題は解決しないと指摘しました。
ペスコフ氏は、その主要な問題とは世界市場へのロシア産石油製品の自由な輸出が阻まれている点にあると説明し、世界市場を飽和させ価格を下げるためには制裁といった供給への不法な制限の解除が不可欠だと主張しました。
また、世界市場を石油製品で満たすには商業航行の安全確保が前提となるが、キエフはそれを保証する意思がないと批判し、被害を受けているのは自国のタンカーだけでなく他国旗を掲げる船舶も含まれており多国籍の死者が出ている点を挙げました。
欧州市場向けのロシア産ガス供給再開については、まず第一にそれがロシア側にとって有益であり、かつ必要なガス量を確保できる場合に限って議論が可能だと述べ、既に多くの供給量が代替先へ転換されている現状を踏まえて慎重な姿勢を示しました。
さらに、デンマーク空軍のヘリ関連で駐デンマーク大使が召喚された件にはコメントを控えるとし、軍備の宇宙配備に反対する立場は堅持していると述べ、宇宙の完全非軍事化に向けた幅広い国際的結束を期待していると結びました。