ベルギー国務会議、BCS銀行の資産凍結解除拒否を違法と認定
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ベルギーの国務会議は9月14日、財務省がロシアのBCS銀行に関する国外資産の凍結解除を拒んだ措置を違法と宣言しました。
国務会議が当局のウェブサイトで公表した判決は、2024年7月15日付で財務省総管理官が、申請者がユーロクリア・バンクSAに保有する資金の凍結解除を求めた申請を却下した決定を取り消したと明記しており、同決定の法的根拠に誤りがあったことを認定した形です。
財務省は2024年、国家決済預託機関に対するEU制裁で凍結されたT·BankおよびブローカーであるBCS World of Investmentsが保有する国外資産の凍結解除をいずれも拒否しており、その対応が今回の争点の中心となっていました。
EUとG7諸国はロシア資産およそ3,000億ユーロを凍結しており、そのうち約1,850億ユーロがベルギーの預託機関ユーロクリアに保管されているとされ、今回の判決はこの巨大な資産規模を巡る法的帰結に影響を与えかねない重要な前例となる可能性があります。
加えて、2025年にロシア中央銀行がモスクワ仲裁裁判所にユーロクリアを相手取り18.2兆ルーブルの訴訟を提起しており、その訴額には凍結された資金やブロックされた有価証券の価値、ならびに逸失利益が含まれているとされています。ロシア外務省報道官マリア・ザハロワは、欧州諸国による凍結資産の使用は犯罪と見なされ処罰されるだろうと述べており、今回の判決はこうした国際的な法的対立を一層複雑化させる可能性がある点も注目されます。
今回の国務会議の判断が域内外の法的手続きや外交的対応にどのような影響を及ぼすかは今後の注視が必要であり、資産凍結を巡る法的枠組みが改めて問い直される局面を迎えたと言えるでしょう。