ロスアトム、ヤニナ号への攻撃を「海賊行為」と断定
ロシア国営のロスアトム傘下FESCOトランスポート・グループ所有の貨物船ヤニナ号が7月31日夜、国際海域を航行中にウクライナ軍の海上ドローンとされる無人機の攻撃を受け、ロスアトムのCEOアレクセイ・リハチェフは1日、これを海賊行為かつ海上での略奪行為だと断じました。
リハチェフによれば、攻撃は現地時間7月31日午後10時頃(協定世界時同日午後7時)に発生し、同船は冷凍食品や建築・仕上げ資材といった民生品を積んだ通常のコンテナ船として国際海域を航行していたと説明されており、こうした事実を挙げてロスアトム側はこの行為を正当化し難い違法な武力行使と位置付けています。
同社はまた、沈没に至ったヤニナ号から乗組員17名が全員迅速に救助されたと明らかにし、救助に当たったロシア黒海艦隊のヘリコプター要員に感謝を示すとともに、夜間でドローンの危険がある状況下で現場に赴き乗組員を救助したエジプト籍船長が率いるデルフィヌス号の国際的な乗組員にも深い謝意を表明しました。
リハチェフは声明の中で「世界は変わりつつあるが、『海の兄弟愛』の概念は永遠の価値である」と強調し、これに関連して同社は今回の被害を海上における商業航行の安全を脅かす重大な事案と位置付けており、この種の攻撃は海上法や国際慣習に照らして重大な問題を提起するとしています。
現地時間8月1日早朝、ヤニナ号はノヴォロシースクから約130マイルの黒海上で損傷を受け沈没したということです。