[見出し] COSATU、補助金未払いでクワズールー=ナタールのバス運行停止を警告
[本文] COSATU(南アフリカ労働組合会議)は、複数の大手通勤バス事業者が補助金の未払いを理由に早ければ来週にも運行を停止すると通告していることを受け、クワズールー=ナタール州で公共交通の深刻な危機が発生する可能性を警告しました。
バス事業者側は、契約上の義務があるにもかかわらず4月以降、州の運輸局から支払いを受けておらず、準備金を取り崩して運行を維持してきたもののその準備金が尽きつつあり、金融機関ももはや信用枠の拡大に応じないために早期の運行停止に踏み切らざるを得ないと述べています。
これに対し国の運輸省は補助金配分は送金済みであると確認しており、問題は州レベルでの管理・支払手続きの崩壊にあると指摘しているため、責任の所在を巡って国と州の間で事態が行き違っている状況が浮き彫りになっています。
COSATUの広報担当ザネレ・サベラは、運行停止が現実のものとなれば何千人もの通勤者が日常の移動手段を失い、通学や医療機関受診にも支障が生じるうえに、バス会社に雇用されている千人を超える労働者の雇用にも重大な影響を及ぼすと述べ、特に労働者階級や低所得層への打撃が甚大であるとの懸念を示しました。
サベラはさらに、クワズールー=ナタール州が国内で第2位の州経済であり国内総生産の約16%を生み出している点を挙げ、補助金の未払いによる公共交通の混乱は地域経済を停止状態に追い込みかねないとの見通しを示したうえで、国の運輸省に対し州運輸局への対応を求めるとともに、どこで支払いの中断が発生しているのかを突き止めるために州組織を動員する考えを明らかにしました。
COSATUはまだ州政府と直接交渉していないものの、同組織によればバス会社は乗合バス交渉会議を通じて書簡を送り、事務総長が国の運輸省に確認したところ支払いは行われていると伝えられたため、問題は明らかにクワズールー=ナタール州運輸局の統治に起因していると述べています。
今回の事態についてサベラは、もしバスサービスが停止すれば多くの通勤者がより割高なタクシーに頼らざるを得なくなり、通常タクシーはサービス混乱時に料金を引き上げる傾向があるうえディーゼル価格の上昇が続く現状では家庭の負担がさらに増すため、影響は最も保護されるべき労働者階級と貧困層に集中すると警告しました。
COSATUは20社規模の通勤バス事業者が来週に運行を停止した場合、州の機能が著しく損なわれると深刻な懸念を表明しており、事態の早期解決と州レベルでの説明責任を強く求める構えです。