インドは米伊緊張で長期的仲介役を果たし得るとラブロフ氏が示唆
ニューデリーでのBRICS外相会合後の記者会見で、ロシア外相セルゲイ・ラブロフは、インドが米国とイランの高まる緊張において長期的な仲介役を務める可能性があるとの見解を示しました。
ラブロフ氏は会見で、まずパキスタンが現在ワシントンとテヘラン間の差し迫った懸案について対話を促進するのを助けていると説明し、こうした現地での即時的な取り組みを挙げたうえで、より持続的な地域安定の枠組み作りにインドが寄与し得るとの認識を改めて示した形です。
また彼は、BRICS議長国であり大きなエネルギー消費国であるインドがこの地域から石油を受け取るという直接的な利害関係を踏まえ、まずイランとアラブ首長国連邦を招いて双方に会話の場を設け、いかなる敵対行為も避ける方法で合意するよう自らのサービスを提供すべきだと提起しました。これに関連してラブロフは、特定の国々がイランとそのアラブ隣国との間に敵対心を植え付けようとしているとの非難を示し、モスクワ自身はエスカレーションを防ぐために対話と外交を追求していると強調しました。
併せてラブロフは、インドとロシアの関係を「特権的な戦略的パートナーシップ」と位置付け、両国が西側主導の金融システムへの依存を減らすために独立した金融・貿易メカニズムの開発や輸送連結性の強化を協議していると述べ、その枠組みの下で2030年までの二国間貿易目標1000億ドル達成に向けた協力が進められているとの見解も示しました。
ラブロフは、インドの豊富な外交経験を踏まえ、長期的な仲介の可能性を改めて強調しました。