ホーム ブラジル 米、ブラジル製品に12.5%上乗せ関税 一部で総額最大37.5%負担、ブラジルWTO提訴へ

米、ブラジル製品に12.5%上乗せ関税 一部で総額最大37.5%負担、ブラジルWTO提訴へ

米、ブラジル製品に12.5%上乗せ関税 一部で総額最大37.5%負担、ブラジルWTO提訴へ

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

米国がブラジル製品に追加関税を発効、既に導入済みの上乗せ策と組み合わさり一部品目では最大37.5%の関税負担が現実味を帯びてきた。ブラジル側は「恣意的だ」と反発しWTO提訴も示唆、政府は輸出企業支援で対抗する構えだが現場には不安が広がっている。この動きが意味するものとは。

【見出し】

米国、ブラジル製品に12.5%上乗せ関税を導入、輸出企業は最大で37.5%の負担に直面

【本文】

米国は23日、ブラジル製品に新たに12.5%の上乗せ関税を課すと発表し、強制労働で生産された商品が輸入されるのを防ぐ仕組みが不十分だと指摘して24日未明に発効させました。

この措置は今年2月に導入された暫定的な包括関税10%に取って代わるものであるうえ、これに関連して先に22日から発効している一部ブラジル製品への25%上乗せ関税と併せて適用されるため、結果として一部の米国向け輸出品は総額で最大37.5%の関税負担に直面する可能性が出ています。

決定は米通商代表部(USTR)が1974年通商法セクション301に基づく調査を経て下したもので、USTRはブラジルを含む54か国を対象に自国内市場への強制労働由来製品の流入を禁止または効果的に監視していない点を欠陥として指摘しています。

USTRはまた、この欠陥が人工的に低い価格で商品を流通させ不当な競争優位を生み出していると評価しており、通商代表ジャミソン・グリアーは『我々の貿易相手が強制労働で作られた商品の輸入に対処できていないことは容認できない』と述べ、この慣行が米国の企業と労働者に害を及ぼしていると強調しました。

これに関連してUSTRは調査の過程で、米政府がブラジルを不公正な商慣行を採用していると非難し、エタノール市場へのアクセス、知的財産、汚職対策、違法な森林伐採、優遇的貿易政策といった問題を指摘していることを示しました。

対象国にはブラジルのほか中国、アルゼンチン、オーストラリア、日本、インド、英国、南アフリカなどが含まれ、カナダ、メキシコ、エクアドル、インドネシア、パキスタンおよび欧州連合は法的管理の仕組みを既に有しているものの米側が不十分と判断した別カテゴリに分類され、追加で10%の上乗せ関税が課される見込みです。

ブラジル政府は今回の新関税を『恣意的』かつ『正当化されない』と批判し、大統領府広報局は自国の法制度と強制労働関連製品の輸入監視メカニズムに関する情報を米側に提示すると表明したうえで、相互関係法(Lei de Reciprocidade)に基づく手段で異議を申し立て世界貿易機関(WTO)の紛争解決制度に事案を持ち込む意向を示しました。

これに関連して外相マウロ・ビエイラは以前から、制裁があれば不釣り合いであると述べ、ブラジルには奴隷に類する条件で生産された製品の流通を阻止するための監視と国際協力の仕組みが存在すると主張しており、政府は同時にPlano Brasil Soberanoを通じて信用供与や新市場開拓の支援などで米関税の影響を受ける輸出企業を支援する方針です。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年8月9日
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