中国の生産者物価(PPI)、7月は前年比3.5%上昇
北京、8月9日(新華社)― 中国の生産者物価指数(PPI)は工場段階の財のコストを示す指標であり、国家統計局(NBS)は日曜に7月のPPIが前年比で3.5%上昇したと発表し、1月から7月の平均では前年比1.8%の上昇となっていると明らかにしました。
NBSのデータは前月比では7月が0.7%の下落を示しているとしたうえで、統計官のドン・リージュアン氏は、輸入要因が一部の産業の価格に重しとなったことや、猛暑や大雨、台風といった季節的要因が建設活動を鈍らせ一部部門の価格を押し下げた一方で、産業の転換と消費の高度化が需要を押し上げ他の分野の価格を押し上げたと分析しました。
分野別の動きを見ると、ドン氏が指摘したように、石油・天然ガスの採取業や非鉄金属の採掘・選鉱、石炭採掘・選炭、電気機械器具製造、コンピューター・通信およびその他電子機器製造などで相対的に強い価格上昇が観測されており、こうした動きは工業部門におけるコスト上昇圧力を示唆している形です。
一方で、新たな成長の牽引役として人工知能や高付加価値機器、新素材といった分野の勢いが増しており、具体的にはスマート無人航空機製造の価格が2.5%上昇し、新型炭素材料は0.4%上昇、造船および関連機械製造は0.3%上昇したほか、質の高い消費を反映してスマート家庭用消費機器製造とスキンケア化粧品製造の価格がそれぞれ3.4%および0.7%上昇したことが報告されています。
日曜に公表された同じデータは、インフレの主要指標である消費者物価指数(CPI)が7月に前年比0.5%上昇したことも示しており、今回のPPIとCPIの動向は季節要因と輸入価格の影響が混在する中で産業構造の転換と消費の高度化が価格形成に及ぼす複合的な影響を改めて鮮明にした形です。