コンゴ民主共和国でエボラ感染が過去最多、地域主導の対応強化が急務
コンゴ民主共和国では5月中旬の流行宣言以降、感染者が4000人を超え、死者は1800人を超え、事態は深刻です。
保健専門家はこの流行が記録上最も急速に拡大していると指摘しており、東部と北東部の5つの州に波及したことで、さらなる感染拡大のリスクが一段と高まっていると警鐘を鳴らしています。WHOとACDCPはこれを受け、ウイルス抑制に向けて地域社会の関与を強化するとともに、早期発見や接触者追跡、医療アクセスの拡充を急ぐよう強く求めています。
専門家は、流行そのものは5月15日の宣言より数か月前から既に拡大していたと見ており、見過ごされた感染連鎖が広域化した可能性を指摘しています。加えて、影響地域における武装勢力の存在と、保健当局への不信感が複合して対応を困難にしており、現場の活動は著しく制約を受けています。
声明でWHOとACDCPは、地域主導の対応の大規模な拡充を訴え、前線の医療従事者への支援強化や被災コミュニティへの資源の迅速な供給を求めました。この要請は8月4日と5日のウガンダとコンゴ民主共和国への合同高官ミッションに続くもので、ウガンダの封じ込め成功から教訓を抽出し、ブニアでの運用課題を評価してキンシャサの国家指導部会談に反映させたとされています。
また、米国はエボラの伝播リスク軽減のため、最近ウガンダ、南スーダン、コンゴ民主共和国を訪れた一部乗客の渡航を一時的に制限していると報じられています。WHOらの要請がどの程度迅速かつ十分に実行されるかが、今後の感染拡大の帰趨を左右する重要な鍵となります。