中国人民銀行が重点分野への金融支援強化を表明
中国人民銀行(PBOC)は12日、内需拡大や技術革新、小規模・零細企業の支援を含む重点分野への金融支援を強化すると発表しました。
PBOCの2026年第2四半期金融政策報告によると、年初以来、同行は適度に緩和的な金融政策を継続して実施し、高品質な経済発展を支える金融・マネー環境の整備に努めてきたとしています。
報告は内需拡大、技術革新の促進、小規模・零細企業の支援を重視し、こうした重点分野への金融支援を強化すると打ち出したほか、同時に中央銀行は構造的な金融政策手段の最適化を継続し、資金調達構造の改善にも取り組んでいると明記しています。
具体的には、報告によれば6月末時点で技術、グリーン、包摂的金融、高齢者ケアおよびデジタル経済分野への貸出の伸び率はいずれも総貸出の伸びを上回っており、こうした実績が政策の重点配分に反映されつつあることを示しました。
外国為替市場については、報告が需給は概ね均衡しており、人民元の為替レートは概ね安定して妥当かつ均衡の取れた水準にあると評価しています。これに関連して、同報告は今後、国内外の経済・金融状況や金融市場の動向を踏まえ、金融政策の強度、ペース、実施時期を調整しつつ継続していく方針を示しました。
加えて、為替レートの行き過ぎリスクに備え、金融市場の安定的な運営を維持し、体系的な金融リスクを断固として防止する姿勢を改めて強調しており、こうした方針は高品質な経済発展を支えるという基本目標を背景にしているとの認識を示しています。