ホーム ブラジル 連邦ガスの市場放出 CNPEがペトロブラス管路利用承認、入札で大口直販へ 価格最大50%低下視野

連邦ガスの市場放出 CNPEがペトロブラス管路利用承認、入札で大口直販へ 価格最大50%低下視野

連邦ガスの市場放出 CNPEがペトロブラス管路利用承認、入札で大口直販へ 価格最大50%低下視野

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

連邦政府がプレサル産の連邦ガスをペトロブラスのパイプラインで市場放出する決定を承認、大口消費者向けの直接入札でガス価格が大幅に下がる可能性が示された。だが、パイプライン使用料の設定を担当するANPやペトロブラス側の正式な回答はまだ得られておらず、供給実現の道筋には不透明さが残る。産業界は歓迎する一方、配分優先や供給多様化の行方が焦点となる――この動きが意味するものとは。

【見出し】

連邦ガスの市場放出、ペトロブラスのパイプライン使用を承認

【本文】

ブラジリア発、30日付けで開かれた国家エネルギー政策評議会(CNPE)は、連邦政府がプレサルで生産する連邦所有の天然ガスを流通させるためにペトロブラスのガスパイプラインを利用することを認める決議を承認し、これにより火力発電所や工業向けの大口消費者へ直接販売する入札を行う方針を明確にしました。

今回の決定は、政府が示すところでは市場への供給量を増やし燃料価格を引き下げることを目的としており、鉱山・エネルギー省(MME)の試算では大口消費者向けのガス価格が最大で約50%低下する見込みであるとされ、CNPEが設置した「Gás para Empregar」プログラム作業グループ(GT-GE)は百万BTU当たり12米ドルから5米ドルへと下がるとの推計を提示しています。

CNPEの決定は2018年の同評議会決議第15号の改定にあたり、連邦の天然ガス販売政策を再編する性格を持ち、MMEは今年最後の2か月期に入札を実施する予定であることを示すとともに、2030年まで、そしてその後も継続して入札を行う考えを伝えており、入札の実施主体はブラジル石油・天然ガス管理会社-プレサル・ペトロリオ(PPSA)となるとの説明です。

併せてMMEは、ペトロブラスのパイプライン使用に対して同社に支払われる金額の設定は国立石油・天然ガス・バイオ燃料庁(ANP)が担う責任を負うと明記しており、アジェンシア・ブラジルが確認を求めたところCNPEで承認された変更についてペトロブラスからの回答は取材締め切り時点で得られていないということです。

MME大臣でCNPE議長のアレクサンドレ・シルベイラは、新決議について「我が国のインフラがブラジルの利益のためにより有効に活用され、まずは連邦のガスを通じてより安いガスを実現する」と述べる一方で、供給増により産業の苦境を和らげるためには他の供給源も期待すると付け加え、政府側は供給多様化と価格低下を両輪で進める姿勢を示しました。

産業界からは歓迎の声が上がっており、ブラジル大口工業エネルギー消費者および自由消費者協会(Abrece Energia)副会長のダニエラ・コウチーニョは「このガスが実際に産業に届くことが重要であり、より多くのガスが市場に出回り価格が下がれば産業の競争力回復に寄与する」と期待を示し、発表会には産業界や大口消費者を代表する団体が出席して今回の決議を歓迎したとのことです。

またMMEは、新決議が2021年制定の法律第14.134号の要請に応えるものであり、同法第33条が国内における天然ガス供給の拡大と供給集中の緩和を目的とした措置を定めている点を強調し、これに基づいて連邦が販売する天然ガスは化学、石油化学、肥料、製鉄など原料使用が集中的な基幹産業セクターに優先的に割り当てられる見通しであると説明しています。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年8月13日
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