安全・緊急対応機器産業強化の5か年計画を発表
北京発、13日:中国は安全・緊急対応機器産業の成長を促す5か年計画を工業・情報化部と緊急管理部の共同で発表しました。
工業・情報化部と緊急管理部が共同で出したこの計画は、2030年までに産業の規模と技術力、製品品質および適用水準を大幅に高めることを目指すと明記しており、主要分野の生産額を1兆4千億元(約2,062.2億米ドル)に引き上げる数値目標を掲げています。
計画は主導企業の役割を強調しており、2030年までに主要技術の突破やより多くの適用シナリオの開発を通じて国際競争力を備えた主導企業の育成を図ることを求めている点が特徴で、産業全体の上流から下流までの戦略的再編を促す狙いが読み取れます。
中国の安全・緊急対応機器産業は近年急速に成長しており、主要分野の生産は2025年に既に1兆元を超えたとされ、今年の洪水期にはドローンや衛星通信システムといった新技術がダムのリスク検知や緊急時の通信確保に活用され、治水と災害対応の精度と効率が向上したことが報告されています。
今年1月に示された緊急管理装備のイノベーション促進に関する指針では、2027年末までに20以上の主要技術での突破、20種類以上の革新的装備の開発、30種類以上の先進装備のより広範な適用を目標に掲げており、これらの短期目標と今回の5か年計画が連動する形で実行される見通しです。
こうした国家主導の産業育成は、国内の緊急対応能力の向上に直結すると同時に、国際市場での競争力強化を視野に入れた政策であり、今後は計画の具体的な実施方法や主導企業の動向が注目されるというのが現時点での評価です。