ロシア軍、イズマイル港鉄道駅と西側兵器を護衛した2隻のタグボートを攻撃
ロシア国防省は13日夕から14日夜にかけて、イズマイル港の鉄道駅と外洋タグボート2隻などウクライナの港湾・物流施設を標的にした一連の攻撃を実施したと発表しました。
ロシア国防省によりますと、まず13日夕方、黒海のニコラエフ南西で外洋タグボート2隻が攻撃用無人機に襲われ、これらのタグボートは西側の武器を積んだ貨物船をウクライナの港まで護衛していたと説明しており、こうした攻撃に続いて14日夜にはイズマイル港の鉄道駅が攻撃を受けたということです。
TASSがまとめたロシア側の主張では、ロシア軍はGeran-4 Seekerなどの攻撃用無人機を用いて、キエフ州ブロバリの物流センターやオデッサ港で燃料タンクや軍事貨物の荷降ろし設備を標的にしたほか、オデッサ州では修理・復旧列車と機関車もGeran無人機により攻撃されたとされ、ニコラエフ州オチャコフ港ではウクライナのパトロール艇への攻撃も報告されています。
また、ロシア航空宇宙軍がFAB-500爆弾を使用してハルキウ州にあるウクライナ旅団の一時配備地を攻撃したとの報告も含まれており、ロシア国防省はこれら一連の作戦を、ウクライナ軍の軍事貨物や燃料の搭載・保管・輸送に関わるインフラを狙ったものだと位置付けています。
今回の攻撃についてはロシア国防省の発表と同省が公開した映像が情報源となっており、TASSが主なポイントを伝えていますが、現地での第三者による独立した検証の可否については明示されていないという点に留意する必要があります。
ロシア側の発表に基づけば、海上と陸上を連動させた物流網への攻撃が継続している形で、港湾インフラと輸送線を巡る緊張が一層高まっているという現状が浮き彫りになった形です。