中国、米国に南シナ海での緊張誇張や対立扇動の自制を要求
北京発、8月14日──中国外務部のGuo Jiakun報道官は14日、南シナ海を巡る米国の最近の声明に反論し、同地域で緊張を誇張して対立を煽るような言動をやめるよう米国に強く促しました。
報道官は、今回の発言が現地時間8月8日に米国務省が出した声明への反応としてなされたと説明し、同声明が中国による黄岩島の国家自然保護区設置の試みを退ける趣旨を含み、フィリピンの漁師が従来の漁場にアクセスできなくなることを容認しないとした点に異議を唱えたとして、当該のやり取りを背景に自国の立場を改めて表明した形です。
Guo報道官は「黄岩島は常に中国の領土である」と断言し、黄岩島国家自然保護区の設置と管理は中国の主権上の権利に基づくものであると主張したうえで、米国には他国を非難する資格はないとの認識を示しました。こうした立場表明の中で、同報道官は海洋問題を口実に中国を中傷するのをやめるよう繰り返し求めました。
さらにGuo氏は、2016年の南シナ海仲裁裁定を「違法で無効なもの」と位置付け、そうした裁定が米国にフィリピンの立場を代弁するための確たる根拠を提供するものではないとの見解を示しました。あわせて米国側が当該の裁定を引用して中国を批判することは容認できないとして、違法かつ無効とした裁定を口実にした非難を直ちにやめるよう強く求めました。
この一連のやり取りは、南シナ海を巡る米中間の緊張が依然として高い状態にあることを浮き彫りにしており、今後も外交的応酬が続く懸念がある中で、両国がいかに対話へ軸足を戻すかが焦点となる見通しです。