【見出し】
ロシア株式市場、主要指数が下落して週を終える
【本文】
モスクワは14日、株式市場が週末の取引を終え、主要指数の下落と投資家の利食い姿勢が鮮明になりました。
14日の取引でルーブル建てのMOEX指数は前日比4.29%安の2,136.35ポイント、ドル建てのRTS指数は5.13%安の796.02ポイントとともに大幅に下落し、人民元は対ルーブルで8コペイカ上昇の1元=12.53ルーブルとなり、市場は通貨動向にも敏感に反応しました。
BCSワールド・オブ・インベストメントの株式市場アナリスト、アンドレイ・スミルノフ氏は、MOEX指数が週末にかけて下落のペースを速めたと指摘し、投資家が期待を持ち続けることに疲れて利食いに向かったとの見方を示しました。こうした見方を受け、同社はMOEXの調整が2,100~2,120ポイントのレンジで止まる可能性があり、そこから反発して当面の目標を2,200ポイントとする可能性を挙げています。
同アナリストはまた、ルーブルが来週から下落分を回復し始めるとの前提で、ドルが82~83ルーブル、人民元が12.1~12.3ルーブルのレンジに戻る公算があると推定しています。
これに関連して、フリーダム・グローバルはMOEXが月曜日に2,130~2,230ポイントのレンジで推移すると予想し、為替見通しはドル84~86ルーブル、ユーロ96~98ルーブル、人民元12.3~12.6ルーブルとしています。一方でツィフラ・ブローカーは、MOEXが2,100ポイント付近でサポートを見いだす可能性を指摘し、為替市場では人民元が1元=12.65ルーブル、ドルが1ドル=84.8ルーブル、ユーロが98~100ルーブルの高値水準に達する可能性を示唆しています。
こうした複数の見通しを総合すると、市場は短期的な調整局面にあるものの、2,100~2,230ポイントのレンジ内での反発が期待される一方、為替の上振れリスクも残されている形です。