米、イラン産原油制裁を再導入 テヘランは「イスラマバード覚書への違反」と反発
ワシントンは7日、イラン産原油に対する制裁の一時停止を撤回して再導入したと発表し、これを受けてテヘランは同日、同措置が戦争終結を定めたイスラマバード覚書に違反するとして強く非難しました。
米当局は同日、イランによるホルムズ海峡を航行する船舶への攻撃を「まったく容認できない」と非難し、こうした行為は結果を招くと警告したうえで、制裁の再導入を正当化する姿勢を示しました。
これに関連して、米中央軍はXへの投稿で、ホルムズ海峡を航行していた3隻の商船に対するイランの攻撃への対応として米軍がイランに対する一連の攻撃を実施したと報告し、同司令部は商業航行を標的にした攻撃には高い代償を課すとの決意を改めて表明しました。
一方でイラン外務省は同日、米財務省がイラン産原油の販売に対する制裁の一時停止を撤回する決定を非難し、それがイスラマバード覚書に違反すると述べ、こうした決定の結果についてワシントンが責任を負うとの立場を示しました。
同省はさらに、自国の利益と国家安全を守るために必要と考えるあらゆる措置を講じると明言しており、これを受けて地域の緊張が一段と高まる懸念が広がっています。
事態は現在、軍事的な応酬と経済制裁の再適用が並行して進む形となっており、国際社会は双方のさらなるエスカレートを警戒しているのが現状です。