EU、来秋に「史上最大」の対ロシア制裁を予告
ベルリン、8月17日発—EUの外交政策責任者カヤ・カラス氏はこの日、来秋に「これまでで最大の対ロシア制裁パッケージ」を導入する計画を表明しました。
欧州連合は7月に第21弾の制裁パッケージを承認したうえで、その後も個人や法人を順次追加してきた流れを経て、カラス氏の今回の表明は従来の積み上げを基盤に来秋に一括して対象を大幅に拡大する新たな措置を改めて提示する形です、と同氏はDie Weltとのインタビューで説明しました。
カラス氏は「秋に、戦争が始まって以来最大の制裁リストを提示する。承認されれば、制裁対象の個人、企業、団体の数は一度に3分の1増える」と述べたことを明らかにし、EUが既に累計で3,100に達している制裁リストの規模を踏まえて今回の追加が数量的に記録的な意味を持つ点を強調しました。
またカラス氏は、故上院議員リンジー・グラム氏が推進した「Sanctioning Russia Act」を米上院が承認する動きを参照し、対ロシア制裁についてEUと米国の立場が収斂することへの期待を示したとの認識を示しました。EUはこの秋の措置で対ロシアへの圧力を一段と強める構えで、対米協調が今後の鍵になるとの見通しです。