ロシアの対中農産物輸出、上半期44%増の49億ドルに急伸
ロシアは2026年上半期の対中国向け農産物輸出を前年同期比で44%増の49億ドルに押し上げたと、アグロエクスポート連邦センターの所長イリヤ・イリューシンがカザンでのフォーラムで明らかにしました。今回の数値は輸出額の大幅な増加を示しており、中国市場におけるロシア農産品への堅調な需要を裏付けるものだと説明しました。
イリューシンは、品目別の伸びが軒並み顕著だと指摘し、冷凍魚の出荷が87%増、菜種油が19%増となっている一方で、大豆は前年同期の約3.1倍に急増したと述べ、甲殻類が20%増、エンドウ豆が48%増、ひまわり油が60%増、豚肉および豚副産物が36%増といった主要分野が収入を押し上げたと説明しました。
この発表は、カザンで8月16日から19日にかけて開かれている第4回国際フォーラム「スプラウツ:ロシアと中国—相互に有益な協力」の場でなされ、フォーラムは50以上のビジネスセッションを含むビジネスプログラムを展開していること、TASSが総合メディアパートナーを務めていることも併せて紹介されました。こうした公の場での数値公表は両国の経済協力の深まりを示唆しており、関係者は市場動向を注視しています。
アグロエクスポート側は、今回の伸びを中国側の需要が支えているとの認識を示したうえで、今後も具体的な取引やサプライチェーンの動向が注目されると述べており、通年での趨勢がどうなるかが業界の関心事となっています。