ANC、DAのバーク議員を財務関連委からの直ちの除外を要求
アフリカ民族会議(ANC)は17日、民主同盟(DA)所属のマーク・バーク議員を、準備銀行に関する宣誓供述書に端を発する財務関連の疑惑を受けて、ただちにすべての財務関連委員会から外すよう求める声明を発表しました。
ANCの要請は、バーク氏が設立したフィンテック企業Kasteloに絡む疑惑が、準備銀行の宣誓供述書に約40億ランドと記載された金額を含む内容であるとされ、資本の国境を越えた移動や為替管理規制の回避の可能性が指摘されていることを受けたものであり、同党は議会内の監督と倫理の観点から即時の対応を求めています。
バーク氏は議会の歳出常任委員会(Standing Committee on Appropriations)および財務常任委員会(Standing Committee on Finance)の委員を務めており、ANCの議員キャメロン・ダグモアは、財務ポートフォリオ委員会が準備銀行を監督する立場にあるため、為替管理規制を操作し免れるようなスキームに深く関与しているとされる者が監督権を持つ委員会の一員であるのは容認できないとの認識を示しました。ダグモア氏は、まず議長宛てにバーク氏を該当するポートフォリオ委員会から外すよう書簡を送ると明らかにしたうえで、議会の倫理委員会による調査が不可欠であると強調しました(ANC Parliament公式ツイート、2026年8月17日)。
これに対しDAは当該の疑惑や同党所属議員に関する問い合わせは、当該企業であるKasteloに向けられるべきだと述べ、バーク氏本人およびKasteloはいまだ応答していない状況です。
こうした事態は、議会が準備銀行を含む金融当局の監督を担うという制度的役割と、委員個人の利害関係との間に生じうる緊張を浮き彫りにしており、疑惑の解明が倫理審査や委員会運営にどのような影響を与えるかが注目されます。現在は疑惑の段階にとどまるとの見方がある一方で、透明性確保と説明責任の在り方が改めて焦点となる見通しです。