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インド、MMDR改正法成立 鉱業課税一元化で投資・供給安定化へ

インド、MMDR改正法成立 鉱業課税一元化で投資・供給安定化へ

※本記事はTHE NEWSのアルゴリズムを用いて執筆されています。

この記事の概要

インドはMMDR改正法(2026年)で鉱業課税の一元化に踏み切り、州ごとの追徴や不確実性を封じて投資の予測可能性と重要鉱物の国内供給安定化を目指した。新設の第9D条で州の独自課徴を原則禁止しつつ、州の歳入基盤は維持、小規模鉱物は従来通り州管理とする“落とし所”も用意されている。だが中央主導のルール化は州の反発や戦略鉱物プロジェクトの商業性にどんな波紋を投げかけるのか、この動きが意味するものとは。

MMDR改正法(2026年)で鉱業課税の一元化を図り、投資と国内供給の安定化を目指す

インド政府は2026年にMMDR改正法を成立させ、鉱物資源に対する課税の一元化を通じて投資環境の予測可能性を高め、重要鉱物の安定供給を確保する方針を示しました。改正は複数に分散する州別の課徴金を制限することを中心に据えており、国内産業のコスト上昇を抑えて輸入依存を低減する狙いがあります。

改正法の中核には新設された第9D条があり、この条項は州が名称の如何を問わず鉱物権や鉱物を含む土地に対して独自の税、セス、課徴金を課すことを原則として禁じる一方で、中央政府が定める条件に従う場合に限り例外を認める枠組みを導入しました。これにより、従来は鉱山操業開始後にも新たな課徴金が導入され得た不確実性を抑え、発効前に未徴収の遡及請求を無効とする規定を設けることで既存事業者の法的安定性も図っています。

政府は改正の必要性を、州ごとに異なる14種類前後の税・課徴金が累積的に企業負担を押し上げ、中小規模の鉱山事業者が薄いマージンの中で閉鎖を余儀なくされる実態に求めており、鉱物コストの上昇が鋼材やセメント、電力など下流産業の価格に波及して家計負担を増やす点を強調しています。こうした認識の下で、鉱業課税の均一化は単なる産業政策にとどまらず、電力や住宅、必需品の価格安定を通じて国民生活に好影響を及ぼすとの説明を付しています。

改正はまた、戦略的重要性を増す黒鉛やウランといった重要鉱物にも及び得る課徴金の影響を念頭に置いており、州ごとの高率課徴金が採算を悪化させて戦略鉱物プロジェクトの商業性を損なうリスクに対処する観点から、中央主導による一貫した財政ルールが必要だと位置付けています。これに関連してMMDR第13条の改正により、中央政府には州が課す課徴金に関する条件や制限を規則で定める権限が与えられました。

一方で政府は、今回の改正が州への歳入配分そのものを変えるものではない点を強調しており、鉱業歳入の約90パーセントが既に州に帰属している現状は維持されると明言しています。事実、石炭・非石炭を含む鉱業からの州の受取額は2014年以降大幅に増加しており、2025-26年には州の受取額が石炭部門だけで₹32,183.09 croreに達するなど州財政にとって重要な収入源であることが示されています。

改正はまた、2015年導入の競争的オークション制度による成果を踏まえたものであり、2015年以降723の主要鉱区がオークションにかけられ、オークションプレミアムやロイヤリティが州の追加歳入を生んだ事実を前提に、新たな税制度の下でもオークションに基づく分配パターンが維持される見通しだとしています。政府はこれが投資家への確実性を高め、稼働化の促進や長期設備投資を後押しすると説明しています。

加えて、小規模鉱物約50種に関しては従来通り州の完全管理下に置かれることが明記されており、砂や砂利、花崗岩、大理石といった地域密着型の資源管理は変更がない点も明らかにされています。これにより地方の権限を維持しながらも、主要鉱産資源については統一的な財政ルールで市場の分断を是正する方針が示されました。

改正の広い狙いは国内の供給網強化と輸入代替、並びに重要鉱物の安全保障確保にあり、政府はFY2025-26の鉱物輸入額が₹10,12,529 croreに上った点や、鉄鉱石の輸出が同期間に₹15,136 croreを生んだ事実を挙げ、国内生産のコスト競争力が国の対外収支や産業競争力に直結すると説明しています。こうした財政的安定性が投資を呼び込み、探索・加工・リサイクル能力の強化を通じて長期的な鉱物基盤の強靱化につながることを政府は期待しています。

最後に、MMDR改正法は2014年以降の一連の改革――競争的オークション、探査拡大、重要鉱物ミッション、加工・リサイクル支援、デジタル監視と地域福祉メカニズム――の延長線上に位置づけられており、政府は今回の措置を通じて鉱業部門の透明性と予測可能性を高めることで、インドの産業基盤と国家安全保障、雇用創出、そして「ヴィクシット・バラト」に向けた長期的発展を支えると主張しています。

TH
THE NEWS 記者
THE NEWS 編集部 2026年8月19日
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