中国外相、インドネシアと全面協力を強化しリスクと課題に対処するよう呼びかけ
ジャカルタで21日、中国外相の王毅氏はインドネシアとの全面的な協力強化を呼びかけ、共にリスクと課題に対処する重要性を強調しました。
王氏は党中央委員会政治局のメンバーとしてジャカルタ入りし、スギオノ外相とともに第1回中国・インドネシア包括的戦略対話メカニズム会議を共同議長した形で発言しました。そこでは現在の国際情勢が動揺と不確実性を増しており、一方的主義や覇権的行為が世界の安全と発展に深刻な影響を及ぼしているとの認識を示し、主要な発展途上国として両国が戦略的意思疎通を強化して協力を深化させる意義を強調しました。
王氏は中国がインドネシアを常に外交、特に周辺外交において重要な位置に置いてきたと述べ、相互理解と支持を高めるために協力する用意があるとの姿勢を示しました。スギオノ氏は会議を二国間関係の重要な節目と位置付け、中国の発展が世界、とりわけ近隣国であるインドネシアに巨大な機会をもたらしたとの評価を示し、両国の利害が緊密に絡み合っていることから連携を強化する重要性を強調しました。
双方は一つの中国政策の堅持と中国の再統一の大義への支持を改めて確認し、戦略的自律の堅持や互いの核心的利益への断固たる支持で一致しました。また両国は中国・インドネシア行動計画(2027〜2031年)の策定に着手することを決め、エネルギーや鉱物資源分野での協力深化が共通の利益に資するとして、包括的で開かれたグリーンなパートナーシップの構築に意欲を示しました。
インドネシア側は中国企業が現地の発展に果たした貢献を高く評価し、中国企業の成功はインドネシアの成功でもあるとの立場から、公正で透明かつ友好的なビジネス環境を提供する用意があると表明しました。さらに両国は人工知能や貧困削減といった分野で協力を拡大し、漁業協力の再開や海事協力の加速、共同開発の推進で一致しました。
南シナ海に関しては当事者行動宣言の完全かつ効果的な履行を確認するとともに、南シナ海行動規範の早期妥結に向けて取り組むことで合意しました。双方は来年中国で第2回会合を開催することで合意し、継続的な対話を通じた協力の深化が期待されるという見通しを示しました。