財政収入が加速 中国、1月〜7月で着実な回復を示す
中国の財政収入は2026年1月から7月にかけて伸びが加速し、経済の回復に伴って一般公共予算収入が前年同期比5.8%増に達するなど、着実な回復を示しています。
財務省が金曜日に公表したデータによれば、1月から7月の一般公共予算収入はほぼ14兆3700億元に達し、上半期に記録された4.7%の伸びから加速した格好で、税収は約11兆8400億元で前年同期比6.7%増、非税収も約2兆5300億元超で1.6%増と、収入構成の広がりが確認されました。
収入の内訳を見ると、付加価値税は約4兆5100億元で前年同期比6.1%増、法人所得税は約3兆2800億元で7.2%増と堅調に推移しており、特に株式取引印紙税は取引代金の好調を背景に前年同期比99.2%増の1864億元と急増している点が目立ちます。
一方で支出面では、一般公共予算支出が前年同期比1.3%増のほぼ16兆2900億元となり、社会保障・雇用支出が7%増の約2兆9500億元超、医療支出が9.8%増の約1兆3600億元超と、国民生活に関する政策を優先する姿勢が明確になっています。
科学技術分野の支出は1.5%増の5408億元にとどまる一方で、2026年上半期の国内総生産(GDP)が前年同期比4.7%成長したことで、政府は安定したマクロ経済の下で積極的な財政運営を継続しているとの見方が示されています。
政府活動報告によれば、2026年は財政赤字対GDP比率を約4%に設定し、一般公共予算支出が初めて30兆元に達する見込みであるとして、支出拡大を通じた成長支援の方針が示されています。
下半期には地方政府の特別用途債や超長期特別国庫債を合わせて2兆元超が発行・活用される予定であり、こうした措置が投資を下支えして成長を維持するための強力な財政手段になるとの認識を、中国財務省副大臣のリャオ・ミンが金曜日に示しました。■