西蔵・ギロン港、ネパール側氷河崩壊が誘発した連鎖土砂崩れで大規模被害、救援は難航
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ネパール側で発生した高地氷河の崩壊が引き金となり連鎖的に高速で移動する土砂崩れが西蔵自治区の国境港ギロン(Gyirong)を襲い、現時点で7人の死亡と554人の行方不明が確認される深刻な事態となっています。
救助現場には直ちにプロの救助隊が投入され、西蔵消防救援部隊の6人編成チームと四川の捜索犬を伴う15人編成チームが金曜日午後4時30分ごろにギロン港へ到着し、核心地域に到達した最初の専門チームとなったほか、人民解放軍と人民武装警察部隊から500人を超える人員と車両、軍用ヘリコプターが動員され、第一波の物資輸送トラックは綿テントや折り畳みベッド、防湿マットなど9,000点超をギロン郷へ運び込んだということで、これらの動きは現場の即応態勢を支える重要な基盤となっています。
一方で救援活動は上流に形成された障害湖の危険や大雨、道路や通信の寸断といった複雑かつ極めて危険な状況により大きく妨げられており、現地のシルト層が核心部で1.5メートル以上に達して多数を埋没させるリスクがあることから、捜索は難航を極めているのが実情です。
被災状況の把握では、国家機関の発表として合計499人の村民と建設作業員が適切に収容されたとされる一方、文化・観光当局の調整により555人の被災観光客は避難・移送されており、取り残された観光客はいないとされるものの、同時点で行方不明としている人員が多数残るという現場の緊迫した事実が浮き彫りになっています。
党中央は事態を重視しており、習近平総書記・国家主席は金曜日に救援と救助の取り組みを審議し手配するために党の指導部会議を主宰し、中国人と外国人の行方不明者全員の捜索・救助に全力を尽くすことや、ネパールに対する緊急援助と国際的な救助協力を行う考えを強調しました。これを受けて李強首相も現地を視察して救助隊と会合し、道路・通信・電力を含む被災インフラの速やかな復旧を求め、救援活動への通行回復を一刻も早く図るよう指示を出しております。
技術面では、国有のエンジニアリング・救援企業China Annengが偵察ドローンや携帯衛星局、移動監視カメラを装備した15人編成のチームを派遣して封鎖箇所と周辺道路の現地調査を実施し、障害湖に対処するための精密なデータ提供を進めているほか、中央は避難・再定住・救援支援に向けてテントやかまど、衣類、毛布、折り畳みベッド、防湿マットなど中央救援物資3万点を配分し、さらに財務省と緊急管理部は西蔵での緊急救助と災害救援活動を支えるための中央自然災害救援資金1億2,000万元(約1,770万米ドル)を配分しました。
現場は上流の障害湖による決壊リスクや継続する豪雨、通信・道路の遮断といった要因で依然として危険な状態が続いており、関係当局はあらゆる手段で行方不明者の早期発見と救助に当たるとともに、被災者の収容と生活支援の速やかな実施を急いでいるというのが現状です。