俳優出身のC.ジョセフ・ヴィジャイがタミル・ナードゥ州首相に宣誓就任
俳優出身の政治家でタミラガ・ヴェトリ・カザガム(TVK)党首のC.ジョセフ・ヴィジャイが日曜日、ジャワハルラール・ネルー室内競技場で州知事ラジェンドラ・ヴィシュワナート・アルレカルから職務および秘密の宣誓を受け、これによりドゥラヴィダ・ムネトラ・カザガム(DMK)とオール・インディア・アンナ・ドゥラヴィダ・ムネトラ・カザガム(AIADMK)による約6十年にわたる交互支配に終止符を打つ歴史的な政治転換が確定した形です。
式典では新内閣の一員として9人の閣僚が同時に宣誓を行い、ラーフル・ガンディーら国政・地域政界の指導者や映画関係者、党員に加え数千人の支持者が出席するなか、チェンナイ市警察が会場内外で厳重な警備態勢を敷き、車両検査の強化やスタジアム周辺の厳格な入場管理措置を導入したうえで、著名来賓用に特別席が設けられるなど万全の警備と運営が図られました。
TVK率いる連合が234議席の州議会で120人の議員の支持を確保し、政権樹立に必要な118の過半数を余裕を持って上回ったことが今回の就任を可能にしたもので、TVKは直近の州議会選で単独最大党として浮上したものの絶対多数には届かず、この状況は数日間にわたる激しい政治的交渉を招いていました。こうした不確実性は土曜夜にヴィドゥタライ・チルタイガル・カッチ(VCK)とインディアン・ユニオン・ムスリム・リーグ(IUML)がヴィジャイ率いる政権への支持を表明したことを経て、改めて政権構築の見通しが固まった形です。
その前段として、インド国民会議(Congress)やインド共産党(CPI)、インド共産党(マルクス主義)(CPI-M)もTVKを支持しており、これらの同盟各党の支持表明に基づき、ヴィジャイは土曜夜にチェンナイのロク・バヴァンで州知事アルレカルと会見してコングレス、CPI、CPI-M、VCK、IUMLの5党からの支持表明書を提出し、州知事はその後ヴィジャイを首相指名者に任命して内閣組閣を招請したうえで、新首相に対し5月13日までに州議会での信任投票を求めるよう指示しました。