ラマポーザ弾劾手続きの停止申立てを巡る審理
ウェスタンケープ高等裁判所で、シリル・ラマポーザ大統領が議会の第89条に基づく弾劾手続きの停止を求める緊急申立ての審理が行われ、法廷ではパネルの報告書の法的性質を巡る争点に注目が集まりました。
弁護人のウィム・トレンゴーブSCは、法廷でパネルの役割は対立する事実関係を最終的に解決することではなく、むしろ議会がさらなる調査に進むことを正当化するだけの十分な証拠があるかどうかを判断することに限られていると主張し、その主張に際してパネルが用いた「prima facie(外形上の証拠)」という語義の取り扱いに基づく立証上の負担の所在が争点であると述べました。
トレンゴーブ氏は、一見して証拠が何かを示しているという表現と、特定の人物に対するprima facieの事件があるとする表現とでは意味が異なり得ると指摘したうえで、前者は単に証拠が示唆するところを述べるにとどまり、後者は立証上の負担を誰かに負わせてその事件を覆すことを要求する可能性があると説明し、法的にどの段階でどちらの判断が求められるのかを明確にする必要があるとの見解を示しました。
さらに同氏は、パネルが報告書の中で必ずしも一貫した言葉遣いをしておらず、彼らが『証拠がprima facieで何かを示している』と述べたのか、それとも告発的証拠を額面どおりに取れば大統領に対する事件があると示したのかが曖昧であると指摘し、その語義上の問題こそが裁判所の回答を要する点だと強調しました。
この緊急申立ては、2020年にラマポーザ大統領のファラファラ農場で発生した強盗事件を発端とする議会の弾劾手続きを停止することを求めるものであり、法廷での審理の模様はライブ配信で伝えられています。